MEDIA / くに社長のYouTube
50万円で買えるミニバンは訳アリ?ホンダ・フリードを中古車マイスターに聞く(総額40万円台)
「50万円で、家族みんなが乗れるファミリーカーは本当に買えるのか」——。今回はそんなテーマで、中古車マイスター・くに社長に一台選んでもらいました。挙がってきたのは、ホンダ・フリード。しかも店頭にあったのは車両本体34万円、車検も保証も込みで総額40万円台という一台です。「その値段なら何か訳アリでは?」と身構えたくなりますが、実際に見てみると、装備も状態も想像以上でした。選んだ理由から気になる中身まで、包み隠さずご紹介します。
50万円で狙うなら、なぜ「フリード」なのか

50万円という予算でファミリーカーを探すと、セレナやステップワゴンといった大きめのミニバンも候補に挙がります。それでも社長がまず勧めるのはフリードでした。決め手は維持費の安さです。
フリードは1500ccなのでガソリン代が安く、自動車税も抑えめ。重量税も1500cc以下の区分に収まるため、車検のときの税金も軽くなります。社長いわく「フィットの3列シート版」のような感覚だそう。さらに新車の値段自体が大きなミニバンより安いので、同じ50万円でも状態のいい個体に手が届きやすいのも見逃せません。コンパクトで取り回しがよく、普段の買い物にも使いやすい。ファミリーカーの入り口として、理にかなった一台です。
総額40万円台。車検も保証も込みという安心

いよいよ現車です。気になる価格は、車両本体が34万円、諸費用込みの総額で40万円。しかもこの一台、車検が8月まで残っていて、ほぼ2年(1年9ヶ月ほど)付いた状態でのご納車になります。つまり車検込み・保証込みで40万円台。これはなかなか、お求めやすい金額です。
年式は2009年、走行はおよそ12万キロ。1500ccなので、13年超の割増が入っても自動車税は約4万円で収まります。ちなみに同じフリードでもハイブリッド版が別に在庫としてあり、そちらは50万円ちょっと。ガソリン車とは10万円ほどの差という位置づけです。予算をとにかく抑えたいなら、このガソリン車が現実的な選択になります。
2009年式・12万キロ。それでも装備はしっかり

グレードはジャストセレクション。ここで社長も思わず「すごい」と声を上げたのが、装備の充実ぶりでした。まずスマートキー、そして両側パワースライドドア。片側だけの個体も多いなか、この一台は左右そろっています。
さらにナビが付いていて、フロントカメラもリアカメラも完備。狭い駐車場での切り返しも安心です。この年式・この価格帯で、ここまで装備がそろっているのは正直めずらしいところ。社長も「40万円でこの内容ですか」と驚いてしまうほどでした。毎日使うクルマだからこそ、こうした便利装備が最初から付いているのは、じわじわと効いてきます。ちなみに販売情報には修復歴なし・社外アルミとも記載されており、内容の裏付けもしっかりしています。
3列シートの実力と、「5人乗り」という選択肢

フリードは一応3列シート。ただし2列目をたっぷり後ろまで下げると、3列目のスペースはかなり狭くなります。社長も正直に、「大人が長く座るのは厳しい、おじいちゃんおばあちゃんが来たときの緊急用」と話していました。シートはベンチタイプと、左右が分かれたキャプテン(セパレート)タイプの2種類があります。
もし3列目をまったく使わないなら、3列目のない5人乗りモデルという選択肢もあります。3列目を跳ね上げるとどうしてもシートの厚み分だけ荷室が狭くなるので、割り切って5人乗りを選ぶ手もある、というわけです。とはいえ、いざというとき人を乗せられるのは、やはり便利。使い方に合わせて選べるのがフリードの懐の深さです。
走りと使い勝手。シエンタと比べてどうか

今回は走りもチェック。1.5リッターでも街乗りではストレスなし、フィットと変わらない感覚で普通に運転できます。ちなみに3列目にはシートベルトの取り付けが3つあるので、この個体は7人乗りと思われます(モデルチェンジ後は6人・7人が選べるようになっています)。
同じ価格帯のライバルといえばトヨタ・シエンタですが、社長の見立ては明確でした。初代シエンタは基本設計が古く(登場は2004年ごろ)、同じ年式帯なら買うならこちらのフリードのほうがいいとのこと。奥さんの普段の足として買い物に使うなら、ステップワゴンクラスのミニバンは少し大きく、ショッピングセンターの車庫入れでも気をつかいます。その点フリードなら普段乗りもちょうどよく、取り回しもラク。休日のお出かけでもファミリーカーとして頼れて、運転が得意でない方にも扱いやすいサイズ感です。
唯一の”クセ”と、それでも「買い」だと言える理由
最後に、あえて弱点も。社長が挙げたのは、減速するときに「フィーン」という小さな音がすることくらい。整備担当に聞くとエアが噛むのが原因で、直すこともできるものの、機能上はまったく問題ないそうです。実際、社長自身も毎回その音に気づくけれど、お客さんから指摘されたことは一度もないとのこと。
じつはこの型のフリードは、1年半ほど前にご近所のお客様へ販売した実績もあり、その方も特にトラブルなし。12万キロ・15年経っていても、スライドドアが壊れるといったことも起きていません。40万円でこの内容なら、次のクルマまでの「つなぎ」としても十分すぎる一台です。自動車税も安く、燃費もいい。遠方の方には全国どこでも搬送で対応しており、最近は福井県のお客様からご相談をいただくこともあるそうです。手ごろで気になる一台があれば、ぜひ一度お気軽にご相談ください。