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100万円で20系アルファードは「買い」か。保証込みで狙う中古アルファード、プロが教える見るべきポイント

愛's MAGAZINE編集部

「一度でいいから、アルファードに乗ってみたい。でも新車は、さすがに手が届かない」——そう思ったことのある方は、決して少なくないはずです。今や最上級グレードなら1000万円級、最新の40系でも新車価格は700万〜800万円という、まさに高級ミニバンの代名詞。ところが中古車に目を向けると、諸費用込みの総額100万円で手に入る一台があります。しかも、ただ安いだけではありません。エンジン・ミッションの3年保証まで付けての100万円です。今回はくに社長が実際に仕入れた「20系アルファード後期」を題材に、100万円でアルファードを狙うなら「ここだけは見てほしい」というプロの目利きを、まるごとご紹介します。中古アルファード選びで後悔したくない方は、ぜひ最後までお付き合いください。

20系アルファードとは?前期・後期の違いと、今あえて選ぶ理由

白い20系アルファード後期のフロントフェイス
落ち着いた品のある顔つきが持ち味の20系後期アルファード。100万円前後でアルファード・ヴェルファイアを狙うなら、現実的な候補になる。

「100万円くらいでアルファードかヴェルファイアが欲しい」。そう考えたとき、現実的な選択肢になるのが、この20系です。狙い方はおおむね二つ。20の前期で程度のいい一台を探すか、後期でこのように少し距離を走ったものを選ぶか——このどちらかに絞られてくる、というのが社長の見立てです。今回の個体は後期型。最新の40系や30系が、いかにも押し出しの強い、いかつい顔つきなのに対して、20系はどこか落ち着いた品のある表情が持ち味です。社長自身、過去に20後期のアルファードに乗っていたことがあるほどのお気に入り。「古さを感じない」というのは、決してお世辞ではありません。デザインの好みが分かれる今だからこそ、あえて20系を選ぶという答えは、十分にアリだと思わせてくれます。

この一台の素性——2013年式・11万km台のリアルな数字

アルファードのメーターと平均燃費9.3km/Lの表示
メーター内には平均燃費9.3km/Lの表示。2.4リッターの大柄なミニバンとしては、むしろ正直で妥当な数字だ。

気になる中身を、もう少し細かく見ていきましょう。年式は2013年(平成25年)、走行距離はメーター表示でおよそ11万6000km。いわゆる過走行の域に入る一台です。平均燃費は9.3km/Lと表示されていました。これは入庫したそのままの数字で、2.4リッタークラスの大柄なミニバンとしては、むしろ正直で妥当なところです。ボディカラーはパールホワイト。ナビはカロッツェリアの社外品が装着され、フリップダウンモニターも備わっています。ちなみにグレードはベースグレードで、イージークローザーは付いているものの、パワーバックドアは非装備。パワーバックドアが欲しい場合は、SCパッケージや特別仕様車を狙う必要があります。とはいえ100万円という価格を思えば、装備の割り切りは十分に納得できる範囲と言えるでしょう。

7人乗りが生む、上質なくつろぎの室内

7人乗りアルファードの2列目独立キャプテンシート
7人乗りモデルの2列目は、オットマン付きの独立キャプテンシート。前後スライドで足元もゆったり使える。

アルファードの真骨頂は、やはり室内です。この個体は7人乗りモデルで、2列目にはオットマンが付いた独立キャプテンシート。テーブルも倒せて、前後スライドも自在です。左右のシートを中央に寄せて後ろまで下げれば、まるでリムジンのようなくつろぎ空間になります。3列目は跳ね上げ式のため、エスティマのように床下へグラッと沈み込む収納こそできませんが、レールを使って一番後ろまで下げられるので、荷物を積まなければ3列目もかなりゆったり使えます。使い勝手は、まさに乗る人の工夫次第というわけです。運転席まわりでは、社長がひとつ面白いポイントを教えてくれました。ハンドルとシフトノブは、じつは社外品への交換が意外と簡単だというのです。ハンドルはエアバッグ部分がポコッと外れ、その奥のボルトを緩めればベコッと取れるので、少し太めの社外ハンドルに替えるだけで、室内の印象がぐっと引き締まります。「ハンドルをよく触るのが気になる」という方には、ハンドルカバーよりもむしろおすすめの一手だそう。もう一点、アルファードあるあるとして挙がったのが、後席モニター用のヘッドレスト。装着すると後方視界がかなり悪くなるため、中古車では外されて欠品しているケースが多いのだとか。必要なら単品で用意もできますが、社長自身も以前は「邪魔だった」と外していたそうです。

中古で必ず見たい「パールホワイトの塗装剥がれ」

ここからが、プロならではの目利きです。パールホワイトの車を中古で選ぶとき、必ずチェックしてほしいのが塗装の剥がれ。メーカー保証が切れて、すべて有償修理になっている年代の個体では、屋根の手前やボンネット、リアゲートといった上面に、塗装が剥がれてくる車があるのです。原因は、もともとのトヨタ車の中塗り塗装の弱さにあるのだそう。エスティマではあまり見られませんが、ハイエースやアルファード・ヴェルファイア、いわゆるアルベル系では本当に多いのだとか。高圧洗車機をかけると、ペリペリッと塗装がめくれていってしまうこともあると聞くと、少し背筋が寒くなります。日が当たりやすい上面ほど症状が出やすいので、自分で探すときは屋根・ボンネット・リアゲートを重点的に見ておくと安心です。

最重要チェック——2AZエンジンの「オイル食い」問題

アルファードの2AZエンジンとシール部分を確認する様子
オイル食い対策の見分け方は、合わせ面のシールの色。対策済みはシールが黒くなっているのがサインだ。

そして、20アルファードを買ううえで避けて通れないのが、いわゆる「2AZエンジンのオイル食い」問題です。この2AZ系エンジンは、走っているうちにエンジンオイルが自然と減っていってしまうことがあります。原因は中国製ピストンリングの不具合で、オイルが燃焼室で燃えてしまうというもの。ひどい個体では、3000kmほど走ってオイル交換に出したら、もうオイルが空っぽ——なんてことも起こり得ます。ガソリンのようにオイルがどんどん減っていく、と聞けば深刻さが伝わるはずです。見分け方もあります。一番簡単なのは、エンジンブロックの合わせ面のシールの色。対策済みのブロックはシールが黒になっており、グレーのままオイルを追加している個体だと、いかにも継ぎ足したような滲みの跡が残ることが多いのだとか。ただしオイル交換をすれば跡は消せるので、一概には判断できないのも難しいところ。もう一段深く見るなら、エンジンブロックに刻まれた番号を確認します。数字で始まるものは国産、英語で始まるものは中国製、といった具合に対策の有無が読み取れるので、ネットで照合するのが確実です。ちなみに今回の個体は、12万km弱にしてはあまりにきれいで、おそらくブロックそのものが交換されている可能性が高い、というのが社長の見立てでした。

だから「3年保証」をつける——社長がこだわる理由

ここまで読んで、「オイル食いが怖いから、20アルファードはやめておこう」と思った方もいるかもしれません。しかし、社長の答えはむしろ逆です。だからこそエンジン・ミッションの3年保証をつける——これがこの店の一番の売りなのです。オイル食いは、そもそもならない個体もあれば、いきなり症状が出る個体もある。だったら、つけられる車には最低でも1年、可能なら3年の保証をつけておく。そうすれば、万が一の症状もたいていその保証期間内に出るので、いざというときはエンジンをきちんと直せる、という考え方です。乗って半年でオイル食いが出たらシャレになりませんが、保証があれば安心してその期間を過ごせます。しかもこの保証、カバーするのはオイル食いだけではありません。トランスミッションはもちろん、ラジエーターやセルモーターまで対象に入ります。10万kmを超えた車では、ラジエーターの水漏れや、セルが回らずエンジンがかからなくなるトラブルも起こりがち。それらをまとめて保証で賄えるのは、過走行車を選ぶうえで何より心強いポイントです。今回の個体は現状でオイル食いは発生しておらず、そのうえで3年保証付き。「安いから危ない」ではなく、「安くても安心して乗れる」を成立させているのが、この一台の本当の価値です。

試乗で必ず見てほしい、プロのチェックポイント

20系アルファードを試乗するくに社長
実際に試乗しても、とても100万円には感じない快適さ。走行中の異音やエアコンの効きは、要チェックだ。

実際に試乗してみると、アルファードはやはり非常に快適。「とても100万円には感じない」というのが、社長の正直なコメントでした。とはいえ、中古車を買うときは自分の目と耳でも確かめたいもの。社長が挙げてくれたチェックポイントは、まずエアコンのコンプレッサーです。エンジンをかけたアイドリング状態でACスイッチを押し、回転数が上下したり、カチンと音がすれば、コンプレッサーはきちんと動いている証拠。次に、試乗中の異音です。走行中にハンドルへ振動が来ないか、ミッションからうなり音がしないか。とくにノア・ヴォクシー系のCVTや、少し前の日産系CVTは弱いと言われることもあるので、注意して耳を澄ませたいところです。ただし難しいのは、機械である以上、多少の音がするのは当たり前ということ。どこまでが正常で、どこからがトラブルなのかの線引きは、プロでも判断に迷う部分です。だからこそ、少しでも気になる音や違和感があれば、その場でお店の人に相談し、正常な範囲かどうかを一緒に確かめるのが失敗しないコツ。愛's Countryでは、購入後もお客様とやり取りを続け、疑問があれば都度お答えするスタイルを大切にしています。

100万円のアルファードは「買い」なのか

結論として、この20系アルファード後期は、じゅうぶんに「買い」の一台だと言えます。40系の新車が700万〜800万円、実にこの車8台分もの価格になっている今、保証込み総額100万円でアルファードの快適さと風格を手に入れられるのは、コストパフォーマンスという意味で大きな魅力です。もちろん、最新の装備や押し出しの強さを求めるなら、30系や40系という選択もあります。20なのか、30なのか、新車なのか——最後は、使い方とご予算をどう天秤にかけるか次第です。大切なのは、パールの塗装、2AZのオイル食い、そして試乗時のチェックといった「見るべきポイント」を押さえること。そのうえで、保証という安心をセットで手に入れることです。愛's Countryは、100万円や80万円といったご予算でも、いろいろな車を選べる幅の広さを強みにしています。「どんな車を選べばいいか分からない」という方こそ、ぜひ一度ご相談ください。ご予算と使い方をじっくり伺って、あなたにぴったりの一台を、一緒に見つけます。

気になる車のこと、まずはお気軽にご相談ください。

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