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110万円でV8オープンの贅沢。レクサスSC430を実車レビュー
「100万円でも我慢じゃない」——このチャンネルが掲げるテーマを、まさに地でいく一台が入庫しました。レクサス・SC430、トヨタでいえばソアラの系譜に連なる高級オープンです。ボタンひとつで金属の屋根が開き、心臓部にはV8を搭載。かつては数百万円した憧れの一台が、今なら現実的な価格で狙えます。今回はくに社長が、平成17年式のSC430を実車でじっくりレビュー。年式や走行距離、価格の中身から、オープンならではの醍醐味と、知っておきたい注意点まで、正直にお伝えします。
まずは素性から。平成17年・11万km台・114万円

今回の主役は、平成17年(2005年)式のレクサスSC430です。走行距離は約11万4千キロ、車両価格は114万円。年式なりに距離は伸びていますが、車検が令和9年の8月までたっぷり残っているのは、大きな安心材料です。
駆動方式はFR。ボディはパールホワイトで、社外エアロと社外ホイールを組み、リアにもエアロを装着しています。マフラーも交換済みで、見た目も音もしっかり手が入った一台。ノーマルの上品さというより、「バリッと決まった」押し出しの強さを楽しみたい方に刺さる仕上がりでした。愛’s Countryでは、これまでもISやSCのオープンをちょこちょこ扱ってきましたが、今店頭にあるオープンはこの一台だけ。タイミングとしても狙い目です。
醍醐味は、やっぱり電動オープン

SC430最大の見せ場は、なんといっても電動で開閉するメタルルーフです。ボタン操作だけで屋根がトランクへすっぽり収まり、あっという間にフルオープンへと姿を変えます。
布の幌ではなく金属の屋根なので、閉じてしまえば普通の2ドアクーペと同じ静粛性が保てます。屋根がきちんと格納されるとセンサーが働き、はじめて開閉できる仕組みになっています。開いた瞬間の開放感はやはり格別で、赤い本革内装との相性も抜群。「これですよ、なんといっても」と、社長も思わず声を上げていました。これからの秋の夜、風を感じながらのドライブは、オープンでしか味わえないご褒美の時間です。
この音は、V8じゃないと出ない

搭載されるのは4.3リッターのV8エンジン。排気量が大きいぶん、自動車税は年10万円ほどと、維持費は正直それなりにかかります。
それでも、マフラーを換えたこの車の腹に響く低い排気音は、まさにV8でなければ出せない味わいです。今やトヨタのLCも生産を終え、V8を積む車は年々希少になっています。「もう今どき、こんな音はしないですよ」と社長も語ります。燃費や税金だけでは測れない、所有する満足感がここにはあります。ちなみにエアコンは寒いくらいよく効くそうで、真夏のオープン走行でも快適そのもの。距離をたくさん乗らない使い方なら、ガソリン代もそこまで気にならないはずです。
面白いのは、こうした大排気量のオープンを選ぶのは、少し年配の方が多いという点です。当時新車で憧れながら、家庭を持って手が届かなかった。年齢を重ねて余裕が出た今、「あの頃の一台をようやく」と選ぶ——そんなストーリーを社長もよく耳にするそうです。V8という響き、そして大排気量そのものに、ステータスと男のロマンを感じる。維持費さえ折り合いがつけば、これほど気持ちを満たしてくれる相棒はなかなかありません。ちなみにリアのエンブレムやシート脇にもレクサスのマークがあしらわれ、細部まで所有欲を刺激してくれます。
遊び心満載、ツインモニターのカスタム

内装で思わず目を引くのが、センターに組まれたツインモニターのカスタムです。もともと純正オーディオがあった場所に社外ナビを入れ、ナビ本体はトランクへ移設。上下2画面で「下をナビ、上をテレビ」といった使い分けができる、昔ながらの定番カスタムです。
E51エルグランドなどでもおなじみの手法ですね。この取り付けキットはすでに廃盤で、今では意外と手に入らない貴重な仕様とのこと。足元の社外アルミには空気圧センサーが付き、ヘッドライトはAFS(ハンドルを切った方向を照らす予防安全機能)付き。赤を基調にした室内は、純正のノーブルカラーエディションを思わせる華やかさで、細部までしっかり作り込まれた一台でした。
オープンカーとの、上手な付き合い方

いいことずくめに見えるオープンカーですが、正直な弱点もあります。SC430はドアが大きく長いため、隣に車が詰まっていると乗り降りがひと苦労。後席は「乗れたものじゃない」広さで、都内での普段使いには少し気を使う場面もあります。
だからこそ、軽自動車など普段の足をもう一台持ち、「週末に気持ちよく走る一台」として使い分けるのが、賢いお付き合いの仕方です。派手な見た目は好みが分かれ、「こんなオープンで来るの?」と言われることもあるかもしれません。ですが、車好きの心はがっちり掴む、男心をくすぐる存在。壊れやすさや部品の出にくさを考えると、状態の良い個体を選ぶことが、結局は長く楽しむ近道になります。
5年後、値上がりしているかもしれない
最後に、お金の話も少しだけ。古いV8のオープンは、これから価値が上がる可能性を秘めています。実際、30系後期のセルシオはオークションで200万円超えも珍しくなく、「かつては安く買えた車が、一山越えて一気に高騰する」という現象が現実に起きています。
SC430も、そうした流れに乗る一台になるかもしれません。値段は下がりにくく、乗って心から楽しめて、あわよくば資産価値まで——そんな夢のある選択肢です。まさに「100万円でも我慢じゃない」を体現するこの一台。気になった方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの週末を、ぐっと特別なものにしてくれるはずです。