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【プジョー308SW】保証2年付き乗り出し110万円。国産では出せない雰囲気のディーゼルワゴンをプロが徹底レビュー

愛's MAGAZINE編集部

「国産じゃ、絶対にこの雰囲気は出せない」——。思わずそう言いたくなる一台が、今回の主役です。プジョー308SW、平成30年式のディーゼルワゴン。しかもプレミアの2年保証まで付けて、乗り出し110万円。これは、大阪のお客様がご自身で見つけ出し、愛's Countryがバックオーダーで仕入れた一台です。くに社長と一緒に、外装から走りまでぐるっとチェックし、最後には恒例の5段階評価まで。中古の輸入車って実際どうなの?という方の、リアルな判断材料になれば嬉しいです。

この一台は「お客様が見つけた」バックオーダー

白いプジョー308SWの外観を眺めるくに社長
大阪のお客様がオークションパスで見つけ出した、プジョー308SW。

そもそもこの308SW、社長が自分で仕入れてきた車ではありません。YouTubeをご覧いただいている大阪のお客様が、ご自身で見つけてこられた一台です。きっかけは、実はホンダのアコードツアラー。同じステーションワゴンを探すうちに、この308に「これがいい」とピンときたのだそうです。

愛's Countryでは、ご希望のお客様に業者オークションを無料で見られるパスを発行しています。市場に出回る前の車両を、いわば「築地の魚市場」をのぞくように見られる仕組みです。今回はそのパスを使って、お客様自身が掘り当てた形。「僕が探していたら、たぶん見つけられなかった」と社長も脱帽の一台でした。

平成30年式・走行8.6万km。まずは素性から

プジョー308SWのフロントと乗り出し110万円のテロップ
プレミアの2年保証まで付けて、乗り出しは110万円。

気になる素性を整理します。年式は平成30年、2018年式。グレードは中間の「アリュール」です。走行距離は8万6千kmほどで、車検は令和9年の12月まで、たっぷり1年半以上残っています。ここにプレミアのブロンズ保証を2年付けて、乗り出し価格は110万円でした。

実はこの保証、輸入車でも2年入れるようになったのは今年の4月から。それまでは1年でした。15年落ち以上の車も、これまで1年だったところが3年まで入れられるように。中古輸入車のいちばんの不安が「保証」だけに、これは地味に大きな追い風です。

グレードは中間の「アリュール」。豪華すぎず素っ気なさすぎず、ちょうどいい塩梅の装備です。車検が令和9年12月まで残っているので、乗り出してすぐに大きな出費が来ないのも安心材料。走行8万6千kmという数字も、しっかり整備された輸入ディーゼルなら、まだまだこれからの距離です。

110万円という金額、ピンとこない方はこう考えてみてください。同じ2018年式で国産なら、シビックあたりが近いイメージ。新車で305〜310万円ほどした車です。それが、輸入のディーゼルワゴンで保証付き110万円。「え、嘘?」と社長も思わず二度見していました。

「車種不明」がかっこいい。押し出しのある欧州顔

プジョー308SWのリアと立体的なテールランプ
リアに回ると、ファイバーのように光るテールランプとパノラミックルーフが目を引く。

外装をぐるっと見て、まず出た言葉が「かっこいい」。そして「これぞ車種不明」。ロゴを隠せば、ぱっとメーカーが分からない——それがむしろ魅力です。どこか国産のアクセラあたりが、欧州車の雰囲気を追いかけているような、そんな空気をまとっています。

屋根には大きなパノラミックルーフ。リアに回ると、ファイバーのように光るテールランプが目を引きます。仕入れた時点では日産ディーラーの名義で、直近の車検もプジョーのディーラーで取得済み。おそらくワンオーナーで、新車で日産に乗り換えた方の下取り、という見立てです。

タイヤの山もたっぷり残っていて、銘柄はブリヂストン。こういう細かいところに、前オーナーが車を大切にしていた跡が見えます。「車好きな人が乗っていたんだろうな」と思わせる、素性のいい一台です。

リアまわりも見どころです。テールランプはファイバーのように奥行きのある造形で、うしろ姿がぐっと引き締まって見えます。派手すぎず、それでいて存在感がある——このさじ加減が、いかにもフランス車らしいところ。街で並んでも、なかなか隣に同じ顔が来ないのが魅力です。

開放感がすごい。パノラミックルーフとシンプルな内装

パノラミックルーフを開けて開放感を確かめる様子
後ろの席まで頭上が開ける、パノラミックルーフの開放感。

ドアを開けると、内装はいたってシンプル、こざっぱりとした印象です。ただしシートは革巻きのコンビシートで、要所の質感はしっかり欧州車。そして何といっても、パノラミックルーフがもたらす開放感。後ろの席まで、頭の上がぐわっと開けている感覚は格別です。

後部座席はミドルサイズのワゴンとして必要十分。トランクは国産に比べて上まで大きく開き、荷物の積み下ろしがしやすい設計です。多少の傾斜はあるものの、容量もたっぷり。ファミリーユースにもアウトドアにも頼りになります。

荷室をのぞくと、天井近くにはレール状の造作や、前オーナーが取り付けたと思われるアクセサリーの跡も残っていました。開口部が上までぐっと開くので、背の高い荷物もすっと積み込めます。後ろの席に座っても頭上の抜け感は格別で、ワゴンの実用性にこの開放感が乗るのは、大きな強みです。

ひとつ気になったのは、ルーフのシェード。生地が薄めで、「夏はちょっと中が暑いかもしれない」と社長。ここは、後述する5段階評価でも正直に減点対象になっていました。

メーターが逆回り!?プジョー独自の「i-Cockpit」

プジョー308SWのメーター。タコメーターが逆回り
エンジンをかけると、タコメーターの針が普通とは逆向きに動く。

この車でいちばん盛り上がったのが、メーターまわりです。社長いわく「最初、壊れてるのかと思った」。というのも、エンジンをかけるとタコメーターの針が、普通とは逆の右回りで動くのです。プジョー独自の設計だそうで、初見のインパクトは抜群でした。

ハンドルは驚くほど小径。メーターを上から覗き込むように見る、プジョー独自の「i-Cockpit(アイコックピット)」という設計です。視線の移動が少なく、慣れると運転が楽になると言われています。小さなハンドル越しにメーターを見る感覚は、たしかに新鮮でした。

この小径ハンドルとメーターの組み合わせは、座ると独特の遠近感を生みます。ボンネットの先端がどこまであるか少しつかみにくい、という声もありますが、これは慣れの範囲。いろいろな車に乗る社長も「横に変な感じがない限り、気にならない」と話していました。視線移動の少なさは、ホンダのFD2シビックにも通じる美点です。

ナビは、いわゆるディスプレイオーディオ的なもの。USBをつなげばApple CarPlayなどが使えるようです。純正の地図ナビが入っているわけではないので、スマホ連携を前提に考えるのが良さそうですね。

ハンドルまわりには、レーンキープアシストやアイドリングストップのオフスイッチなど、必要な装備はきちんと揃っています。センターに寄せたメーター配置は好みが分かれるところですが、前を見た視線のままメーターも確認しやすい、という利点があります。

おもしろかったのが、バックカメラのオートモード。後退に合わせて映像がぐわっとダイナミックに切り替わるため、「なんだか信用できない」と社長も思わず苦笑い。慣れるまでは少しドキッとしますが、こうした遊び心も輸入車ならではの味わいです。

走りは「しっとり」。フォードと共同開発の傑作ディーゼル

プジョー308SWを走らせて乗り味を確かめるくに社長
足まわりはしっとり。「しっかり作られている車」という第一印象。

搭載されるのは、1.6リッターのディーゼルターボ。最高出力は120馬力で、1750回転あたりで最大トルクを発生します。数字だけ見ると控えめですが、低回転からトルクが太いので、街乗りではとても扱いやすいエンジンです。

走り出すと、足まわりは意外なほど「しっとり」。もっとスポーティに硬いのかと思いきや、ガタガタせず、しっかり作り込まれた印象です。「ベンツのCクラスとも違う、独特の落ち着き」と社長。ディーゼルらしいガラガラ音は国産より大きめですが、走りの質感は十分に上質でした。

メーターをよく見ると、スピード表示が30・50・70と刻まれているのも欧州車らしいディテール。走行モードはスタンダードに加え、スポーツと雪道モードを用意します。スポーツに入れると、ディーゼルとは思えないほど元気に加速し、マニュアルのように引っ張って走ることもできました。

燃費はカタログ値で21km/L、実燃費でも15km/L前後は走るようです。実際、オークションから乗って帰ってきた区間の平均は15.6km/Lと表示されていました。ガソリン残量が半分以下でも、航続可能距離はまだ440km。ディーゼルらしい経済性です。そしてこのエンジン、実はフォードと共同開発されたもの。シトロエンやボルボV40、ミニのクーパーD、一部マツダ車にも使われた、いわば世界で使い倒された傑作ユニットなのです。

ディーゼルの弱点も、2年保証でカバー

運転しながらディーゼルエンジンについて語るくに社長
搭載する1.6リッターディーゼルは、フォードと共同開発された傑作ユニット。

輸入ディーゼルと聞くと、故障が心配という方も多いはず。DPFやアドブルー(尿素)まわりのトラブルは、ディーゼル特有の弱点です。ですが今回は、その辺りもプレミアの保証でカバーされます。2年間、割と安心して乗れるのは大きな価値です。

社長が引き合いに出したのは、以前あるお客様が業者オークションで自分で落札し、エアコン故障の修理代がかさんで大変だった、という話。純正ナビにエアコン機能が一体化していると、ナビが壊れただけでエアコンも効かなくなる——輸入車ではこうした落とし穴もあります。だからこそ、保証と整備を付けて売るお店の存在が効いてきます。

部品供給の面でも、世界中で使われたエンジンは強みがあります。「海外で数多く使われている車は、部品が多い」と社長。壊れにくさだけでなく、いざという時に直しやすいかどうかも、輸入車選びの大事なポイントです。

気になる社長の5段階評価は?

恒例の5段階評価です。まず「デザイン・個性」は4点。8年落ちの外車でも、いい車に見えるのは強みという評価でした。続く「走り・乗り味」は4.2点と高得点。ディーゼルの振動はあるものの、トルク感と足まわりのしっとり感がしっかり効いている、と。

「装備・使い勝手」は4点。ステーションワゴンとしての実用性は十分。ただし、あのパノラミックルーフのシェードが薄い点だけは、正直に減点対象になりました。そして「維持のしやすさ」は3点「壊れたらお金がかかる」——ここは輸入車である以上、避けて通れない現実です。

合計はおよそ15点。「普通の人には、すごく満足度が高い車だと思う」というのが、社長の総評でした。弱点も含めて正直に伝えたうえでの高評価は、かえって信頼できます。

こんな人におすすめ。愛's Countryのバックオーダー

では、どんな人におすすめか。社長の答えは「個性が強い人」。人とは被りたくない、指名で「これにしてください」と言えるようなこだわり派に、ぴったりの一台です。実際、今回のお客様も、スズキのイグニスを新車で乗るような、いい意味で個性的な方でした。しかも大阪から、まだ一度も電話をせずLINEだけでやり取りしているとのこと。「会うのが楽しみ」と社長も嬉しそうでした。

逆に、万人に強くおすすめするタイプの車ではない、とも社長は正直に言います。「売った以上は責任がある」からこそ、誰にでも勧めるわけではない。とはいえ、これまで何台も売ってきたプジョーで、大きく壊れた例はないそうです。

最近は、この大阪のお客様のように遠方からの問い合わせも増えているとのこと。先月はなにわナンバー圏内のお客様に納車し、いまも次のご納車が控えているそうです。動画をきっかけに、地域を越えて相談が届く——それだけ「探し方」そのものに共感が集まっている証だと感じます。

今回のように、お客様自身がオークションパスで理想の一台を掘り当てる——これが愛's Countryのバックオーダーです。市場に出ていない車まで一緒に探せるのが、最大の魅力。「100万円でも、我慢じゃない」——妥協ではなく納得で選べる一台を本気で探すのが、愛's Countryのスタイルです。「こんな車が欲しい」という思いがある方は、ぜひ一度ご相談ください。あなただけの一台を、一緒に見つけます。

気になる車のこと、まずはお気軽にご相談ください。

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