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車検2年付き110万円台。プラグインハイブリッドの三菱アウトランダーPHEVを仕入れ即レビュー
「プラグインハイブリッドのSUV」と聞くと、どうしても値段の高いクルマを思い浮かべてしまいます。ところが今回くに社長が仕入れてきたのは、その常識をひっくり返す一台。三菱アウトランダーPHEVが、車検2年付き・乗り出し110万円台という値付けで登場しました。中古車マイスターとして12年、2000台以上を売ってきた社長が「これは面白い」と、自分が興味を持って初めて買ってみたというコスパ重視のSUVです。プラグインの先駆けとも言えるこのモデルが、10年落ちでどこまで戦えるのか。実車を前にした社長のリアルな目利きを、価格の内訳から装備、実際の走りの体感まで、そのままお届けします。中古SUV選びで迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください。
車検2年付き110万円台。それも「プラグインハイブリッド」

まず驚くのが、その価格です。車検2年付きで110万円、さらに3年保証付き。プラグインハイブリッド、いわゆるPHEVのSUVがこの金額で乗り出せるというのは、なかなかありません。社長いわく「プラグインしなくても、ハイブリッドのSUVが110万円で買えるというところがいいんじゃない?」。つまり充電環境がない人でも、普通に燃費のいいハイブリッドSUVとして十分おいしい、というわけです。
もちろん充電ケーブルもきちんと付属しているので、環境さえ整えればEVとしても走れます。新車のころは「めちゃくちゃ高級車」として憧れられた一台。それが今、この値段で手が届くのですから、時代の変化を感じずにはいられません。派手な値引きというより、もともとの相場がこなれてきたところを、うまく仕入れた、という一台です。
2014年式・8万4千キロ・修復歴なし。素性はまっとう
気になる素性を確認していきます。年式は2014年(平成26年)で、10年から11年落ち。走行距離は8万4千キロと、この年式のSUVとしてはむしろ控えめなくらいです。そして中古車選びで一番気になる修復歴は「なし」。事故で骨格をいじった形跡がない、まっとうな一台ということです。
ここに車検2年がまるまる付いてくるので、購入後すぐに大きな出費が発生しにくいのも安心材料です。相場で見ると、こうした内容のアウトランダーPHEVはだいたい130万円前後が目安だと社長は言います。今回は仕入れがうまくいったぶん、そこからさらに一段安い価格を実現できている、という背景があるようです。数字がまっとうで、保証も付く。中古車としての土台が、まずしっかりしています。
充電口は100Vと200Vの2つ。ケーブルも付属

PHEVらしさが一番わかるのが、この充電口です。フタを開けると差込口が2つ並んでいて、100Vと200Vの両方に対応。自宅のコンセントでもゆっくり充電できますし、200Vの設備があればより短時間で満充電にできます。ガソリンの給油口は反対側に独立して配置されているので、「うっかり充電口にガソリンを入れてしまう」という心配もありません。
充電用のケーブルは、荷室にしっかり積まれた状態でのご納車です。ちなみに社長の店舗には200Vの充電設備がないため、撮影時点では「ただのハイブリッドカー」として動かしていましたが、それでも十分に走るのがこのクルマの懐の深さ。充電できる人はEVとして、できない人はハイブリッドとして。どちらの使い方でも成立するのが、PHEVならではの強みです。
電気とガソリンの「ダブルタンク」。航続の考え方

メーターをのぞくと、電気とガソリンの残り走行距離が別々に表示されているのがわかります。撮影時は電池がほぼ空で、電気の残りはあとわずか、ガソリン側で183キロほど走れる状態でした。電気だけで走れるのは、おおよそ20〜30キロほどが目安。あくまで「おまけ」程度と割り切ったほうがよさそうです。
とはいえ、電気を使い切ってもガソリンで淡々と走り続けてくれるので、遠出のときに充電残量を気にしてハラハラする、いわゆる電欠の不安がありません。近場は電気、長距離はガソリンという二段構えは、EVとハイブリッドのいいとこ取り。雪国にお住まいの方や、日常はチョイ乗りが多いという方には、この使い勝手がぴったりはまるはずです。
1500Wコンセントで、クルマが「動く電源」になる

このクルマの隠れた主役が、車内の1500Wコンセントです。しかも室内側だけでなく荷室側にも備わっていて、社長も「本当だ、ここにも1500Wが付いてる!」と思わず声を上げていました。1500Wあれば、家庭用のドライヤーはもちろん、ティファールのような電気ケトルでお湯を沸かすことだってできます。
スキー場の駐車場でカップラーメンを作る、なんて楽しみ方も現実的。まさにクルマが「動く電源」になる感覚です。アウトドアや車中泊が好きな方はもちろん、停電や災害時の非常用電源としても頼りになります。これはハイブリッドならではの大きな武器で、社長も「意外とポイント高いかもしれない」と評価していました。荷室そのものも広く、床がフラットに近い形で使えるので、道具の多いレジャーでも積載に困りません。
プラグインで四駆。走りは静かで、意外とパワフル

アウトランダーPHEVの見逃せない個性が、プラグインハイブリッドでありながら四駆(4WD)だという点です。PHEVで4WDというのは、実はあまり多くありません。シフト脇には走破性を高める4WDロックのスイッチもあり、雪道や山道でも心強い装備です。実際に走らせてみると、モーター駆動ならではの静かで滑らかな走り出しが印象的でした。
それでいて「100万円ちょいで、しかも結構パワーある」と社長も感心するほど。内装は黒基調に白のアクセントが効いていて、10年落ちとは思えない上質な雰囲気です。マフラーを換えて音を楽しんでいた時代を経て、今は「静かなクルマのほうが心の底からいい」と思う、という社長の言葉にも、このクルマの魅力がよく表れていました。
ハイブリッドの良さは、静かさや燃費だけではありません。社長が以前、3.5リッターのクラウンからハイブリッドのGSに乗り換えたお客様に感想を聞いたところ、「飛ばさない自分にはハイブリッドのほうがパワーも燃費もちょうどいい」という答えが返ってきたそうです。加えて機械的なトラブルもハイブリッドのほうが少ないと言われることが多く、長く付き合ううえでの安心感につながります。派手さこそありませんが、毎日を静かに、そして経済的に走ってくれる相棒として、じわじわと良さが効いてくるタイプです。
10年落ちでも、安全装備はしっかり一通り
「10年落ちだと安全装備が心配」という声もありそうですが、このアウトランダーは違います。レーンキープや追従クルーズコントロールといった運転支援がひと通りそろっていて、高速道路や渋滞での疲れをぐっと減らしてくれます。極めつきは自動ブレーキ。実際に試したところ、アクセルもブレーキも踏まないままスッと減速し、「止まった! ブレーキ踏んでない」と社長が驚くほどきちんと作動しました。
ただし停止をずっと保持し続けるタイプではなく、一度止まったあとは制御がキャンセルされるので、そこは人の操作で補う前提です。もちろんスマートキーも標準。今でこそ当たり前の装備ですが、この年式ではまだオプション扱いだったことを思うと、うれしいポイントです。この価格でここまで付いていれば文句なし、というのが正直なところです。
それでも「買い」と言える理由
このアウトランダーPHEVがぴったりくるのは、やはりアウトドア派のファミリーです。スキーやスノーボード、山登りが趣味という方には、四駆の安定感と1500Wコンセントの便利さが効いてきます。車内は広く、後席もゆったり。雪国での日常の足としても、電気とガソリンの二段構えは心強い味方です。近ごろは高級SUVの盗難も増えていて、社長も「ランクルの盗難は多い」と話していました。指名買いするほど欲しい一台が特にないのなら、割安で実用的な中古SUVを賢く選ぶ、という発想も十分にアリです。
新しめのSUVを300万円前後で買うのは、社長いわく「一番中途半端」。それなら120〜130万円のクルマを2台買えるくらいで、こうしたコスパの高い一台を選ぶほうが、よほど現実的だという考え方です。今回のアウトランダーPHEVは、車検2年付き・3年保証・修復歴なしで乗り出し110万円台。プラグインハイブリッドの四駆、1500Wの電源、ひと通りの安全装備までそろって、この価格は素直にお買い得と言えます。おすすめのSUVを探しているなら、ぜひ選択肢の一つに入れてほしい一台です。「気になるけれど、自分の使い方に合うだろうか」と迷ったら、どうぞお気軽にご相談ください。あなたのカーライフにちょうどいい一台を、一緒に見つけます。