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50万〜で遊べるMT!父子で夢中になるスズキ・スイフトスポーツを徹底レビュー
「マニュアル車に乗ってみたいけれど、いい個体はもう高くて手が出ない」——そう思って諦めていませんか。ところが視点を変えれば、50万〜70万円台でしっかり遊べるMT車は、まだまだたくさん残っています。今回くに社長が案内してくれたのは、その代表格ともいえるスズキ・スイフトスポーツ。免許を取ったばかりの若い方でも手が届く、コスパ最高の一台です。在庫にずらりと並んだマニュアル車の紹介から、実際に走らせた印象、そして「安い車で腕を磨く」という車選びの考え方まで、じっくりご紹介します。
店頭には、マニュアル車がずらり

「マニュアル車ないんですか?」というコメントをきっかけに始まった今回の企画。ところが社長が在庫を数えてみると、店内だけで13台ほど、そのうちこの一角に並ぶMT車がなんと5台もありました。まずは2リッターターボの5速をおごるスバル・インプレッサ。STIではないものの、走りの素性は十分です。続いてホンダ・フィットのGE8後期RSは6速で、走行はおよそ12万km。手頃な値段で並んでいます。さらにGE前期の5速RSは驚くほどの低走行の一台。そしてマツダ・アクセラスポーツのディーゼル6速マニュアルはおよそ70〜80万円と、こちらも見逃せません。
番外編には、並行輸入のレアなセリカまで顔を出しました。この一角だけで、これだけのMT車がそろう——それ自体が、いかにマニュアル車の玉数が限られているかの裏返しでもあります。「安いけれども遊べるマニュアル」を探すなら、まずは在庫の厚いお店を当たるのが近道です。
主役はZC32型スイフトスポーツ、驚きの60万円

今日の主役を見るため、第2置き場へ移動します。目の前に現れたのがZC32型のスイフトスポーツ。2014年式、走行は12万3000km、そして気になるお値段はなんと60万円。6速マニュアルでこの価格は、正直かなりお買い得です。
すぐ隣には、一世代前のZC31型スイフトスポーツも。こちらは2007年モデルで走行はおよそ7万km、修復歴なしで65万円という一台でした。「70万円くらいまで出せば、遊べる車はいっぱいある」と社長。これから免許を取る方には、まさにうってつけの選択肢です。
装備と状態を、しっかりチェック

今日試乗するのは、60万円のZC32型。さっそく車内も見せてもらいます。ナビはついていませんが、ドライブレコーダーは装備済み。ステアリングは本革巻きで、社長いわく「スポーツ走行には革巻きステアリングが必須」とのこと。握った感触からして、気分が上がります。
オドメーターは12万km台。距離は走っていますが、6速マニュアルはしっかり生きています。車検も令和7年7月25日までたっぷり残っているので、購入後すぐに乗り出せるのも安心なポイントです。年式と価格を考えれば、状態はまずまず良好といえます。
正直なところ、60万円という価格に対して装備は必要十分。ナビがなくても、スマホホルダーひとつで困らないのが今どきです。むしろ余計なものが少ないぶん、この先いじって仕上げていく「伸びしろ」があると考えれば、若い方の最初の一台としてこれ以上ない土台といえます。
いじって楽しい、カスタムパーツの宝庫

スイフトスポーツの一番の魅力は、いじりたい人にとってのパーツの豊富さだと社長は言います。マフラー、足まわり、内外装まで、社外パーツが本当に潤沢。だからこそ、自分だけの一台に育てていく楽しみがあります。
ちなみに先ほどのフィットも、マフラーを換えると「ホンダサウンド」と呼ばれるスポーティな音に化けるのだとか。フィットはフィットの良さ、スイフトはパーツの多さという独特のおもしろさ。どちらも弄って遊べる一台で、悩ましいところです。
実際に走ってみた——回して気持ちいい1.6L

いよいよドライブへ。マニュアルならではの振動、そして上までしっかり回せる感覚がたまりません。少し回すと、いい音が鳴ってじつに気持ちいい。「この排気量だからこそ、街中でもある程度楽しめる」という社長の言葉にも納得です。
じつはこの日は、社長が大きなメルセデス・ベンツを試乗した直後の撮影。「まさに対極の車」と笑うほど、両者の性格は正反対でした。重厚な高級車に対し、軽くて素直なスイフトは、踏んだぶんだけ素直に前へ出る。体感と実際の速度がぴったり一致するこの感覚こそ、運転そのものの楽しさを思い出させてくれます。数字のスペック以上に、「操っている実感」が味わえる一台です。
しかも1.6Lは経済性も優秀。普通に回さず乗れば、リッター15kmほど走るそうです。自動車税も安く、維持しやすい。遊びたいときは遊べて、いざとなればサーキットも走れる——このバランスの良さこそ、コンパクトスポーツの真骨頂です。かつて若い頃に乗っていたシルビアのような車は今や高騰していますが、スイフトならまだ買えて、まだ遊べるのです。
「壊してもいい金額」で、腕を磨くという発想
社長がこの日いちばん熱く語ったのが、車との付き合い方でした。たとえば60万円の車なら、3年乗って年間およそ20万円、月にすればおよそ1万5000円。この金額で運転の腕を磨き、色々と勉強してから次の車に進む——そんな考え方は、じつに理にかなっています。
対照的な例も。あるお客さんは、値上がりしてきたR34スカイラインを10年のオートローン、約300万円で購入。ところがドリフトをしたくても「300万円のローン」が頭から離れず、盗難も心配で、結局は車庫の奥にしまって普段は乗れない。何のためにローンを払っているのか分からなくなってしまったそうです。
金利まで含めれば総額は400万円近く。これでは「壊せない」というプレッシャーで、サーキットの最終コーナーも思い切って攻められません。それなら100万円ほどのRX-8を買って、気兼ねなく乗って走らせるほうが、よほど幸せかもしれない——社長はそう語ります。かつては「潰したらまた買えばいい」と気軽に遊べた時代もありましたが、今は同じ車がなかなか手に入りません。だからこそ、身の丈に合った金額で目一杯遊ぶという選択が、いっそう理にかなってくるのです。「欲しい車」と「使い倒せる車」は、まったく別の話なのです。
父と息子でハマる、こんな人におすすめ
この日は番外編として、カメラマンさんが試乗。かつてMT車に乗っていたそうですが、久しぶりのマニュアルでも「12万km走っている車とは思えない、古さを感じずしっくりくる」との感想。サイズ感はフィットやヴィッツと大きく変わらず、クセもなく乗りやすいと太鼓判でした。クラッチのつながるポイントこそ最初は探り探りでしたが、すぐに体がなじみ、「反応が素直で面白い」と笑顔。緩いカーブも安全運転で、軽やかにこなしていました。
じつは社長自身も、初めて買ったのはマニュアルのシビックでした。「次はマニュアルを買って」と父親に頼み、まず父が通勤で乗り、そのあと「勉強で使うから」と借りたのだとか。当時のシビックフェリオRSは燃費がリッター16〜17kmと優秀で、今でもいい思い出だと笑います。一台の車が、世代を越えて会話のきっかけになる。それも、こうした遊べる車ならではの魅力です。
そして社長のおすすめは、なんといっても免許を取りたての若い方と、車好きのお父さん。「18歳の息子さんとお父さんが一緒に来て、気づけばお父さんの方が夢中になっている」というパターンも、よくあるのだとか。ロードスターのようなクルマを前にすると、つい親の方が盛り上がってしまう。安くて遊べる車は、親子の会話まで弾ませてくれます。60万円なら、3年乗っても月あたりおよそ1万5000円。この金額で運転の腕を磨き、いじる楽しさも味わえるなら、これほど贅沢な学びの場はありません。最初の一台に、コスパ最高のスイフトスポーツはいかがでしょうか。愛's Countryでは、こうした「安くて遊べる一台」を常時ご用意しています。気になった方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたにちょうどいい遊べる相棒を、一緒に見つけます。