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マツダ CX-5 XD ディーゼルを忖度なしレビュー|9年落ち約5.7万kmの低走行、支払総額169万円の実力
「燃費がいいのに、燃料は軽油でさらに安い」——維持費をとにかく抑えたい方にとって、ディーゼルのSUVはとても魅力的な選択肢です。今回ご紹介するのは、下取りで入ってきたマツダ CX-5 XD(2.2Lクリーンディーゼル)。平成29年11月登録の商品改良後モデルで、9年近く経つのに走行はわずか約5.7万kmという低走行の一台です。支払総額は保証込みで約169万円。良いところだけでなく、正直な注意点まで、忖度なしでまるごとご紹介します。中古のディーゼルSUVを検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
まずは要点。顔が新しくなった「商品改良後」モデル

今回の主役は、マツダ CX-5。それも初期のものではなく、顔つきが新しくなった商品改良後モデルです。登録は平成29年11月なので、いわゆる2017年式にあたります。グレードはXD、つまり2.2Lディーゼルの一番ベースにあたる仕様です。
「顔が新しくなった」というのは、いわゆるマイナーチェンジ後という意味。初期型に比べてフロントの表情が引き締まり、質感もぐっと上がっています。中古のCX-5を探すなら、この商品改良後モデルは狙い目です。近代的でかっこいい顔つきは、今見ても古さを感じさせません。
外装はフルノーマルで、余計な手が入っていないのが好印象。タイヤの山もまだしっかり残っています。車検も11月まで付いた状態なので、名義変更さえ済ませればすぐに乗り出せる一台です。
CX-5は、一時期ファミリーカーとして選ぶご家庭がとても多かった一台。SUVらしい存在感と扱いやすいサイズ感を両立し、幅広い層から支持を集めてきました。中でもディーゼルのXDは、走りと経済性のバランスで根強い人気があります。
9年落ちでも約5.7万km。この低走行のワケ

この車のいちばんの魅力は、年式の割に距離が伸びていないこと。9年落ちで走行は約5.7万kmですから、1年あたり6千km少々というゆったりしたペースです。
前のオーナーは、もともと主婦の方が丁寧に乗ってきた一台とのこと。じつはこのお客様、当店でレクサスIS300hに乗り換えられて、このCX-5を下取りに出されました。学校の先生で、部活動などで遠方へ行くことが多い——その使い方が、後ほどお話しする「ある装備」と噛み合わなかったのが乗り換えの理由です。つまり車の程度が悪かったわけではありません。
ちなみにこのお客様、遠方からわざわざ自走で来店してくださいました。当店には、YouTubeをご覧になって県外から足を運んでくださる方も少なくありません。そうして大切に乗られてきた車だからこそ、次の方にも安心してお乗りいただけます。
当店では、下取りでお預かりした車を、できるだけ世に乗り継いでいってほしいと考えています。状態によってはオークションやスクラップになることもありますが、まだまだ走れる良質な一台は、次の方の手にきちんと渡したい。ただしお金をいただく以上、商品としてしっかり成立させるのが大前提。だからこそ、持病の対処や保証にはひと手間かけています。
この年代の”持病”は、しっかり対処済み

中古のCX-5を選ぶうえで気をつけたいのが、この年代に多い2つの弱点です。ひとつはナビの液晶画面。ひび割れたり、パリパリと表示が乱れたりする個体が実に多いのですが、この車はディーラーで交換済み。おかげで画面はとても綺麗な状態です。
もうひとつが、ディーゼル特有のDPFまわり。前オーナーの乗り方でエラーが出ていたそうですが、こちらもディーラーで洗浄を実施済みで、今はすこぶる調子が良いとのこと。DPFは短距離のちょい乗りが続くとススが溜まりやすい部分ですが、一度きちんと洗浄してリセットしてあるので安心です。
中古で敬遠されがちな持病が2つとも解消されているのは、地味ですが大きな安心材料。「安いけれど、あとから修理代がかさむ」という中古車の落とし穴を、あらかじめ潰してある一台です。
正直な注意点は「レーダークルーズ非搭載」

ここは包み隠さずお伝えします。このXD(ベースグレード)には、レーダークルーズが付いていません。普通のクルーズコントロールは付いていますが、前の車について速度を自動調整してくれる追従機能は非搭載です。
見分け方はフロントグリル。レーダークルーズ付きはグリルの一部がツルッと塞がっていますが、この車は普通に穴が開いた造形です。前オーナーは高速をよく使う方だったため、まさにここが決め手で乗り換えられました。「自分はどこをよく走るのか」で評価が大きく変わる装備だと言えます。
ちなみに、上位のプロアクティブなら追従機能付き、さらに上のLパッケージは革シートなどが加わる豪華版です。このXDはプリクラッシュも非搭載なので、その割り切りをどう捉えるかがポイントになります。
裏を返せば、レーダークルーズが無いぶん価格はぐっとこなれています。同じ年式・同じ低走行でも、装備の割り切りがそのまま値段に効いてくるので、街乗りメインの方にとってはむしろ掘り出し物。程度と価格のバランスが光る一台だと言えます。
後席もトランクも広い。ファミリーにも十分

後席に乗り込むと、まず床下に足がしっかり入るのが好印象。頭上も拳1個半〜2個ぶんの余裕があり、大人が座っても窮屈さはありません。チャイルドシートも問題なく設置でき、ファミリーカーとして十分に使える広さです。
ただし後席のリクライニングはできません。ここは正直なデメリット。とはいえヒンジドアのSUVとして見れば、この広さは立派です。トランクを開ければ「これはいいね」と声が出るほど広々で、週末の買い出しからレジャーの荷物まで、しっかり呑み込んでくれます。
装備面では、前後のドライブレコーダーを完備。中古では意外と欠けがちなスペアキーも2個そろっています。内装もハンドルまわりも綺麗で、5万km台らしい程度の良さがしっかり伝わってきます。
ヒンジドアなので、スライドドアのミニバンほど気軽ではないものの、その分ボディはしっかりした造り。SUVらしい安心感と、ファミリーカーとしての実用性を両立しているのがCX-5の懐の深さです。ふだんは通勤や買い物、週末は家族でお出かけ——そんな幅広い使い方に、きちんと応えてくれます。
ディーゼルの走りと、軽油で安い維持費

実際に走らせると、ディーゼルの低速トルクが心地よく効きます。踏めばビュンと前に出るパワーがありながら、アイドリングは意外なほど静か。「ディーゼルだから我慢」という感覚はほとんどありません。
そして維持費です。この図体でリッター15km前後を走り、車両表示の平均燃費は15.7km/Lでした。燃料は軽油なので単価も安いのが効いてきます。かつては軽油とレギュラーで20円ほどの価格差がありましたが、今は補助金の影響もあって数円差にとどまることも。それでも、燃費と燃料代のダブルで維持がラクなのは間違いありません。
「ディーゼルとハイブリッド、どちらが自分に合うのか」と悩む方も多いはず。走行距離が多めで、トルクのある走りや燃料代の安さを重視するなら、ディーゼルは有力な答えになります。1点だけ、短距離のちょい乗りばかりだとススが溜まりやすいので、たまにしっかり回してあげるのがコツ。洗浄済みのこの車なら、これから5年10年と付き合っていける一台です。
装備はオートホールド、電子パーキング、レーンキープ、マツダコネクトと一通りそろっています。CX-8ほど大きすぎず、サイズ・質感・値段・装備のバランスがちょうどいいのがCX-5の持ち味です。
正直に言えば、この年代のマツダ車は、外観に力を入れているぶん内装の質感はもう少し、と感じる部分もあります。とはいえCX-30の登場や令和に入ってからのモデルでは、中身もぐっと洗練されてきました。裏を返せば、この年代ならではの欧州車のような外観の雰囲気を気に入る方には、むしろ魅力的な一台と言えます。
社長の5段階評価と、こんな方におすすめ
最後に、社長の5段階評価です。デザイン個性は4点、最近のマツダ車らしい引き締まった佇まいが好印象。走り・乗り味も4点で、トルクフルで静か、燃費も良いと高評価です。一方装備・使い勝手は3点——レーダークルーズやリアのリクライニングが無い点が響きました。維持のしやすさも3点で、燃費は良いものの2.2Lの税金やディーゼルならではの気遣いを加味した結果です。合計14点という評価になりました。
保証も手厚く、エンジン・ミッション・DPFを対象にした3年間・走行距離無制限保証が、グーネットの支払総額に含まれています。ディーゼルで気になるDPFまで保証の対象というのは、中古を選ぶうえで心強いポイントです。9年落ちでも低走行、持病も対処済み、そのうえ保証付き——だからこそ、これから長く付き合っていける一台だと胸を張っておすすめできます。
最近は「情報が多すぎて、何を選べばいいか分からない」という声を本当によく聞きます。ネットの評判を追いかけるほど、かえって迷ってしまう。ディーゼルとハイブリッドのどちらが合うのか、自分に必要な装備は何か——そんな段階からのご相談も大歓迎です。カタログの数字だけでは見えない、リアルな相場感や向き不向きを、忖度なしでお伝えします。
おすすめしたいのは、街乗りメインで、高速はあまり使わないという方。独身でSUVが欲しい方にも、ファミリーカーとしても、女性が乗ってもかっこよくハマる、まさにオールマイティな一台です。逆に長距離・高速を多用する方は、レーダークルーズ付きのプロアクティブなど上位グレードをご検討ください。この一台が気になった方、あるいは「自分の使い方に合う中古車を探してほしい」という方は、ぜひ公式サイトやLINEからお気軽にご相談ください。あなたにちょうどいい一台を、一緒にお探しします。