MEDIA / くに社長のYouTube
ノートNISMO Sを社長がレビュー|コンパクトカーの顔をしたスポーツカーが約125万円
「ノート」と聞いて思い浮かべるのは、街でよく見かける実用的なコンパクトカー——そんなイメージではないでしょうか。ところが今回ご紹介する一台は、同じノートでも中身がまるで別物です。日産が本気で仕立てた「ノート ニスモS」。YouTubeをご覧いただいているお客様から「社長から買いたい」とご指名をいただき、社長が業者オークションで競り合って落札した令和元年式の一台です。保証まで込みで約125万円。コンパクトカーの顔をした、れっきとしたスポーツカー。その正体を、外装から走りまで包み隠さずご紹介します。
ノートのはずが、ノートに見えない

社長も「初めて見たけど、ノートって感じがしない」と第一声。真横に回れば、昔うちでもよく売っていたマーチニスモを思い出す佇まいです。リアには思わず「浮き上がるんじゃないか」と笑ってしまうほど立派なウイング。足元にはポテンザ。純正かどうかは断言できませんが、いかにもハイグリップそうなパターンのタイヤが四隅を固めています。サイドにはエアロ、後ろにはディフューザー風の造形。そしてニスモの証である赤いラインが、車体をぐるりと締めています。好みは分かれるにせよ、「ただのノート」だと思って近づいた人ほど、二度見してしまう一台です。
令和元年・9万km・保証込みで約125万円

選んだのは令和元年(2019年式)のノート ニスモS。走行距離は9万キロちょっとで、決して少なくはありませんが、そのぶん価格はぐっと現実的です。お客様にお出しした金額は、保証まで全部込みで約125万円。「120万円ちょっとで、こんな車が買えるんですね」と、思わず声が出るお値打ちでした。ニスモSは今も比較的新しい年式で流通しているため、プレミアが乗るほどの希少価値はまだありません。裏を返せば、狙う人にとっては手が届きやすいということ。距離が延びていても、ニスモSは元々がしっかり作られた特別な一台。きちんと整備してあげれば、まだまだ気持ちよく走ってくれます。走行距離の数字だけで敬遠してしまうのは、むしろもったいない——そう思わせてくれる素性です。100万円台で本格スポーツを、という欲張りな願いに、ぴたりとはまる一台といえます。
「これが欲しい」——指名買いで探し当てた
この車には、少し変わった経緯があります。きっかけは、YouTubeをご覧いただいていたお客様からの「社長から買いたい」という一言。しかも「このグレーに赤いラインが入ったニスモS」という、はっきりしたご指定でした。ところがこのグレー、全国で探してもそうそうタマ数がありません。お客様ご自身もネットで探されていたそうですが、最終的にはご予算のてっぺんまで決めていただき、社長が業者オークションで競り合って、無事一発で落札。狙った一台を、狙いどおりに。これも指名買いならではの醍醐味です。
内装 — ニスモのバケットシートと、随所の赤

ドアを開けて、社長が「中は結構いいな」とうなったのが内装です。まず目を引くのが、ニスモのロゴが入ったバケットシート。体をしっかり抱き込む形状で、座った瞬間にただ者でないと分かります。ステアリングはアルカンターラ、上部は革巻き。握った感触からして「やる気」が伝わってきます。メーターはなんと260km/hまで刻まれ、シフトはマニュアル5速。ベースのノートと共通の部分もありますが、随所にあしらわれた赤いラインが、車内の空気をきりりと引き締めています。普通のノートとは、明らかに違う雰囲気です。
型式は「E12改」——ニスモが仕立てたコンプリートカー

おもしろいのが、型式の表記です。ノートの型式はE12ですが、この車の書類には「E12改」とありました。これは、ベースのノートをニスモがチューニングし、改造申請を通していることを示すもの。つまりメーカー系のニスモが手を入れた、いわば公式のコンプリートカーです。後付けのカスタムとは、成り立ちからして違います。シート、内外装、足まわり——「全部このニスモ仕様になっている」と社長。ちなみに通常のニスモが1,200ccのCVTなのに対し、このニスモSは1,600ccの5速MT。同じ「ニスモ」でも、数字を見るだけで狙いがまるで違うのが分かります。素性のたしかさこそ、ニスモSを選ぶいちばんの理由かもしれません。
後席も普通に使える。ただし一点だけ

スポーツ性ばかりが目立ちますが、ベースはあくまでノート。後ろの席にも普通に座れて、足元も頭上もゆとりがあります。日常の足として、なんら不自由はありません。ただ、社長が一点だけ正直に指摘したのが、後席の取っ手(アシストグリップ)。「座っていると、これが結構な圧迫感」とのこと。畳めるタイプだとよかった、というのは乗ってみて初めて気づくところです。一方で感心したのが、リアゲートがスイッチ式ではなくマニュアルで開く点。「バッテリーが上がってもトランクが開く」——プリウス30系のようにバッテリー交換で難儀した経験がある人ほど、このアナログさが逆にありがたく感じるはずです。
足は硬く、クラッチは重い。まぎれもなくスポーツカー

いよいよ走り出すと、その本性がはっきりします。時速30kmも出さないうちから「まず足が硬い」と社長。クラッチは重く、シフトはガチッ、カチカチと節度のある入り方をします。ハイグリップなタイヤも相まって、路面に吸いつくように地を這う感覚。「ノートと言われても、これは全然スポーツカー」というのが、走り出してすぐの率直な感想でした。小さな車体をきびきびと操る楽しさは、最近の重く大きな車では味わいにくいもの。社長はもともとマニュアルに長く乗っていた人で、シフトダウンでの回転合わせもぴたりと決まり、「全然振動がない」と運転しながら思わず笑みがこぼれます。たまにマニュアルに乗ると楽しい——そんな素直な感想が、この車の魅力をよく物語っています。運転そのものが好きな人ほど、口元がゆるむはずです。
燃費13.3km/L——軽さは、正義
意外に思われるかもしれませんが、燃費も優秀です。この日の走行で、アベレージは13.3km/L。これだけ走りが楽しくて、この数字なら文句のつけようがありません。「パワーがあっても、重い車は重い。軽さは正義」——社長のこの一言が、ニスモSの魅力を言い当てています。軽い車体だからこそ、少ないパワーでもきびきび走り、燃料も食わない。走る楽しさと、日々の維持のしやすさ。相反しそうな二つを、この一台は無理なく両立させています。
気になる一台は、自分でオークションを覗ける
愛's Countryならではの取り組みも、ひとつご紹介します。「この車種の、このグレードが欲しい」とはっきり決まっているお客様には、業者オークションの簡易サイトをそのままご覧いただけるようにしています。プロだけが見られる相場や出品状況を、ご自身の目で追える——。これが、車好きな方にはことのほか喜ばれるのだそうです。実際、こうした指名系のお客様の多くは、毎日のように張り付いて相場をチェックされているのだとか。だからこそ、狙った一台が出たときのタイミングを逃しません。今回のノート ニスモSも、そうやってお客様と二人三脚で射止めた一台でした。少ないタマ数の車ほど、この「一緒に探す」やり方が効いてきます。
こんな人にこそ、乗ってほしい
このノート ニスモSがぴったりくるのは、やはり「運転が好き」という方です。マニュアルを操る楽しさ、小さな車をきびきび走らせる痛快さ。それでいて、後席も使えて燃費もいい。日常とスポーツを、一台で気負わず楽しめます。しかもこの内容で、保証まで込みで約125万円。同じ刺激をもっと大きな車で求めれば、価格は一気に跳ね上がります。タマ数の少ない一台ですから、出会いはまさにタイミングと巡り合わせ。「このグレーの、この一台が欲しい」——そんなご指定をいただければ、社長が全国のオークションから探し出します。気になった方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの「欲しい」に、一緒にお応えします。