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中古車マイスターのミニバン番付【前編】見た目・走行性能トップ3を発表
ミニバンは種類が多すぎて、結局どれがいいのか分からない——。そんな声にこたえて、これまで愛's Countryがレビューしてきた8台以上のミニバンを、くに社長がずばり番付します。今回は前編。いくつもある評価軸のなかから、まずは「見た目」と「走行性能」の2つにしぼって、それぞれのトップ3を発表します。値段帯はバラバラ、あくまで社長の主観です。それでも、実車を見て・乗ってきた人の「好み」には、車選びのヒントがぎゅっと詰まっています。
前編のルールは「見た目」と「走行性能」の2本勝負

評価軸は全部で4つあります。①見た目 ②走行性能 ③居住空間&使い勝手 ④内装、そして最後に総合評価。ボリュームがあるので動画は前後編に分けていて、前編で①と②、後編で残りと総合評価という流れです。どちらから見ても分かるように作ってあります。
番付の顔ぶれは、これまで実際にレビューしてきた車たち。ステップワゴン(RP3/RK5)、オデッセイ(RC1)、エスティマ(50系)、ヴォクシー(80系)、アルファード/ヴェルファイア(20系/30系)、セレナ(C26)、エルグランド(E52)と、そうそうたる8車種以上がそろいました。
ひとつだけ注意点を。値段帯は車ごとに全然ちがいます。30系ヴェルファイアやRP3ステップワゴンは、そもそも100万円では買えません。だから「値段の割に」という物差しはあえて使わず、純粋な好みで並べています。ご自身の予算に合わせて、参考程度に見ていただくのがちょうどいい距離感です。
見た目 第3位:RK5 ステップワゴン スパーダ

まず見た目の第3位は、RK5型ステップワゴン、グレードはスパーダです。歴代ステップワゴンのなかで、いちばん見た目がいいんじゃないか——社長の肌感覚でも、これを好んで買う方は多いのだそう。
とくにおすすめは後期型。フロントグリルのメッキが増え、テールランプの意匠も変わって、ぐっと引き締まった顔つきになりました。中古で狙うなら、迷わず後期を——というのが社長の見立てです。
見た目 第2位:RC1 オデッセイ

第2位はRC1型オデッセイ。社長個人としても、かなり好きな一台だそうです。デビューは2013年ごろで、すでに10年以上が経っていますが、それでも「最近の車」に見える——ここが大きな魅力です。
車を買ううえで、「新しく見えるかどうか」は意外と大事なポイント。何年か乗っても古びて見えにくい顔つきは、それだけで所有する満足感につながります。低くワイドな姿勢も、オデッセイならではの持ち味です。
見た目 第1位:30系 アルファード/ヴェルファイア

堂々の第1位は、30系アルファード/ヴェルファイア(通称アルベル)。存在感と押し出しの強さは、やはりミニバン界の頂点です。ただし社長個人としては、20系後期のアルファードが一番好きで、1位を20系にするか30系にするか、ぶっちゃけ最後まで悩んだのだとか。
予算100万〜150万円くらいで考えるなら、20系後期アルファードは実に狙い目。とはいえ最近は中古相場も上がっていて、安く出てくる個体は少なくなってきました。手ごろな一台に出会えたら、それは幸運かもしれません。
30系なら、社長の好みは前期はヴェルファイア、後期はアルファード。ちなみに社長自身は、後期ヴェルファイアに乗っていたそうです。30系後期アルファードは流通量が多く、モデリスタ付きも街にあふれているので、見分けがつかないほど。それだけ多くの人に選ばれた、という証でもあります。
見た目のダークホース:エスティマ・エルグランド・ボクシー

トップ3以外にも、押さえておきたい顔ぶれがあります。まずは50系エスティマ。前期・中期・後期・最終型と4タイプあり、今買うなら後期がおすすめ。10万キロ超えなら、100万円前後の個体も出てきています。中期か後期あたりが狙い目です。
次にE52エルグランド。オデッセイと同じくボディが長く、あまり古く見えないのが強みです。前期はもうひとつですが、後期はかっこいい。距離を走った後期なら、ぼちぼち手の届く価格も出てきました。普通グレードは安めですが、後期のライダーは見た目がぐっと引き締まります。
80系ボクシーも、最近の車らしく見た目は十分。こうして並べると、ミニバンはメッキ系の顔が本当に多い。その先駆けがエルグランドで、フロントグリルにドンとメッキを効かせた一台が、当時ずいぶん売れました。今でいう「ザ・アルファード」的な雰囲気の元祖ですね。イカつすぎる顔が苦手なら、あえておとなしめを選ぶのも十分アリです。
走行性能ランキング:3位オデッセイ・2位RP3・1位20系V6

続いては走行性能の番付です。悩ましいのは、同じ車でも2.4リッターとV6 3.5リッターのようにグレード差が大きいこと。そのあたりも含めて、社長の中でのトップ3がこちらです。
まず第3位はオデッセイ。見た目に続いての登場です。意外と燃費も悪くなく、エンジンも元気に回ってくれる、そのバランスの良さが評価ポイントです。
第2位はRP3ステップワゴンの1.5リッターターボ。この前レビューで乗って、社長がすっかり気に入った一台です。エンジンが軽く、パワーもあって、燃費も良さそう——三拍子そろった走りが魅力でした。
そして第1位は20系アルファード/ヴェルファイアのV6 3.5リッター。あくまで走行性能で選ぶなら、やはりこれ。新車だと約50万円ほど高い設定でしたが、中古なら手が届きやすいのがうれしいところ。ただし同じ20系でも2.4リッター(2AZ)はオイルを食う問題があるので、走りで選ぶならV6を狙う意味は大きいです。V6は6速AT、30系後期は8速ATという違いも覚えておくと選びやすくなります。
番外として、日産勢(エルグランド・セレナ)は普通に走るものの、走りの面白みという点ではもうひとつ。セレナのe-POWERはC26世代には無く、Sハイブリッドのみです。一方でエスティマのV6 3.5は走りが楽しく、80系ボクシーは2リッターの優等生(入庫時の燃費はおよそ9.5km/L)。走りが際立つわけではありませんが、そこそこ走ってくれる扱いやすさが持ち味です。
視聴者コメントでも話題にのぼるように、なんだかんだトヨタは安心、という声は根強いもの。昔は「80点主義」なんて言われた時代もありましたが、今はその平均点そのものがぐっと上がっています。大きな外れが少なく、どれを選んでも一定水準——これが中古で選ぶときの心強さにつながります。
静粛性とバッテリーの豆知識、そして後編へ
走りとセットで気になる静粛性も少しだけ。ここはやはり高い車・新しい車ほど静かで、アルファード/ヴェルファイアが優勢です。エルグランドはエンジン音が少し気になる、というのが社長の正直な感想。20系の2.4リッターと30系の2.5リッターはフィーリングが結構ちがい、2.5リッターはパワーもあって扱いやすい。社長は20系の頃はV6 3.5、今は2.5リッターに乗っていますが、正直こちらでも十分だと感じているそうです。
最後に、車全般に効く有益情報を一つ。最近のバッテリーは要注意です。現行エクストレイルの新車バッテリーが1年ちょっとで弱ったり、40系アルファードもバッテリー上がりが起きやすかったり。ヤリスクロスを2か月ほど動かさずに上がってしまった例もあります。バッテリーメーカーによると、昔は徐々にかかりが悪くなったのに、今のバッテリーは好調を保ったまま、ある日突然ダメになるのだとか。冬や春先、そして夏場は特に気をつけたいところです。
前編はここまで。後編では、残りの居住空間&使い勝手・内装、そして総合評価を発表します。気になる車が見つかったら、各車のレビュー動画もあわせてチェックしてみてください。「自分にはどれが合うのか」——細かなご相談は、LINEでもお気軽にどうぞ。あなたにちょうどいい一台を、一緒に見つけます。