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あえて中古で「いい車」を——レクサスNX300h・4駆Fスポーツを270万円で仕立てた話
「今より少し大きな車に、でも予算はしっかり抑えて」——そんなご相談から仕立てた一台が、このレクサスNX300h・4駆のFスポーツです。今回から始まった新コーナー「愛'sオーダーメイド」は、お客様の希望と予算をじっくり伺い、社長が一台を選び抜いて仕上げていく企画。実際に買っていただいた車を、選んだ理由から最終的な金額まで、包み隠さずご紹介します。埼玉からわざわざ有給を取って来店されたお客様が、どんな希望を出して、最後にいくらで何を手に入れたのか。数字も装備もありのままに見えるので、これから中古車を探す方にとって、きっと確かな道しるべになってくれるはずです。
「アクアからサイズアップしたい」から始まった相談

きっかけは、YouTubeを見てのお電話でした。うちのお客様に多いのは、いろいろな車の動画を眺めているうちに「欲しい」という気持ちがふくらんでくるパターン。この方も埼玉から、わざわざ足を運んでくださいました。いま乗っているのは令和3年式の現行アクア、しかも上級グレードのZ。走行はまだ1万5千kmほどで、状態としては申し分ありません。それでも乗り換えを決めた理由は、ずばり「もう少しサイズアップしたい」から。車内の広さにもう一声ほしい、という素直な願いでした。
ご相談で出てきた条件は、大きく3つ。ハイブリッドであること、できれば四駆、そしてパノラミックビューモニターが付いていることです。パノラミックビューモニターは、車を上から見下ろすように映してくれる便利な装備で、これはオプション。専用カメラが付いていない個体では後付けもできません。予算や欲しい仕様をいくつも擦り合わせて、最終的に社長のお眼鏡にかなったのが、たまたま在庫にあったこのNXでした。希望の条件が、まるで狙ったようにピタリとハマった一台です。動画を見て気持ちがふくらみ、思いきって相談に来て、納得の一台に出会う。こうした流れそのものが、これから車を探す方の参考になるはずです。「こんな希望で、最終的にいくらで何が買えたか」——そのリアルが見えるのが、このコーナーのいちばんの狙いです。
主役はレクサスNX300h、四駆のFスポーツ

選んだのは、平成27年(2015年式)のNX300h。2500ccのエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドで、以前ご紹介した2リッターターボの200tとは、中身がまるで違います。しかも今回は四駆。分類は前期モデルにあたり、走行距離は99,671kmと、10万kmまであとわずかというところまで来ています。グレードは、スポーティな内外装が与えられたFスポーツです。
ボディカラーは、街であまり見かけない落ち着いた色。社長も「この色、かっこいいよね」「結構見ないよね」と、何度も口にしていました。新車で買えば500万〜550万円ほどする一台が、10年落ち・10万km目前という条件のおかげで、ぐっと手が届く価格になる。ここに、あえて中古で「いい車」を選ぶ面白さが詰まっています。年式やグレードだけでは測れない価値が、しっかり残っている一台です。
純正ではなく「RXの20インチ」を履かせる理由

このFスポーツ、ひとつだけ気になる点がありました。足元のホイールです。当初お客様は「Fスポーツの純正ホイールが欲しい」とおっしゃっていたのですが、社長が調べてみると、この純正ホイールが案外少ない。そこで社長が提案したのが、上級SUVであるRXの20インチホイールでした。車検対応のサイズで、タイヤも新品を組み合わせます。社長いわく「NXにRXのホイールなんて、普通は思いつかない。でも絶対そっちのほうがかっこいい」。
径が上がると、SUVらしい押し出しが一気に強まります。エスティマにアルファードのホイールを合わせるように、レクサスの上位グレードから純正を流用する——これは社長の得意技。変わった社外ホイールを履くよりも、純正流用のほうが仕上がりが締まる、という強いこだわりがあります。ホイールが変わるだけで、車の表情は本当に変わるもの。予算の範囲でここまで手をかけてくれるのが、オーダーメイドの醍醐味です。
パノラミックビュー、マークレビンソン——装備は文句なし

装備は、まさに「全部入り」でした。ご希望のパノラミックビューモニターはもちろん、上質なサウンドで知られるマークレビンソンのオーディオまで付いています。さらにパワーテールゲート、後席まわりの快適装備も一通りそろい、社長も思わず「上等装備だね」と唸るほど。11年落ちの個体ですが、内装のやれ感はほとんど感じられません。Fスポーツならではの引き締まった内装デザインも健在で、アクアから乗り換えれば、その質感の違いに素直に感動できるはずです。
おもしろいのは、令和の現行アクアには全車速追従のレーダークルーズが付いていなかったりする点。年式が新しい=装備が上、とは限らないのが、中古車選びの奥深いところです。「買い換えたのに、年式は古くなる」。それでも車格と満足感はしっかり上がる。ここが、今回の乗り換えのいちばんの肝でした。数字の上の新しさより、実際の中身と使い心地で選ぶ——その考え方が、よく効いた一台です。ちなみに後席まわりの快適さもしっかりしていて、家族や同乗者を乗せる機会が多い方にも心強い装備でした。上級グレードならではの上質さが、日々の使い勝手にそのまま効いてきます。
気になる総額は、全込みで270万円

さて、いちばん気になるお金の話です。車両本体は、諸費用まで含めた乗り出しでおよそ250万円。そこに、ミラー型のドライブレコーダー、新品の20インチアルミ&タイヤ、そしてプレミアのゴールド3年保証(36ヶ月)を足して、最終的に全込みで270万円にまとまりました。アクアの下取りがあるので、実際にはその差額をお支払いいただく形です。
以前ご紹介した200tは総額170〜180万円ほどでしたから、そこから比べると上がって見えます。ですが、ハイブリッド化でおよそ40〜50万円、さらに四駆のぶんと考えれば、納得の差です。新車で550万円級の車を、装備まで盛って270万円。この満足感は、なかなか他では味わえません。ちなみにミラー型ドラレコは、部品代と取り付け込みで45,000円ほど。何にいくらかけるかをお客様と相談しながら積み上げるので、「気づいたら予算オーバー」になりにくいのも、オーダーメイドの安心なところです。
試乗——2.5L+モーターの、しっとり静かな走り

実際に走らせてみると、その良さがよく分かります。パワートレインは2.5リッター+モーター。セダンのISと基本的に同じ組み合わせで、ゆったりと、それでいてしっとり速い。ターボエンジンのような「乗ってる感」とはまた違う、上質でなめらかな加速が持ち味です。走行中はとにかく静か。試乗中のリセット後平均燃費は15.5km/Lと表示され、社長も「優秀な車ですね」と太鼓判を押していました。
実燃費はおおむね13〜15km/Lが目安で、社長の感覚では13.5〜14km/Lあたり。むしろ下道をだらだら走るほうが数字が伸びるのだとか。このサイズのSUVで、軽自動車並みに走ってくれるなら、維持費の面でも十分に現実的です。なお試乗時に履いていたのは、走りをマイルドに振ったタイヤ。20インチに替えれば見た目の迫力は増しますが、扁平率が下がるぶん、乗り心地は多少ゴツゴツする方向に。そこは好みと使い方しだいで選べる、というのが社長の見立てです。
10万km目前でも「駆動系は超お得」——保証の考え方
走行が10万km近いと聞くと、不安に思う方もいるかもしれません。でも社長の答えは明快でした。「レクサスのハイブリッドは、まずエンジンが壊れない。駆動系はすごくお得」。今回はプレミアのゴールド保証(36ヶ月)が付き、ハイブリッドバッテリーもカバー範囲。しかも走行距離は無制限なので、距離を乗る方ほど、その恩恵は大きくなります。
参考までに、ある職人のお客様は、よく距離を乗る車のエンジンが不調になり、ついにエンジン載せ替えに。中古エンジンだけで30万円ほど、細かなパーツまで含めると総額70万円ほどの作業を、保証をほぼ使い切って乗り切ったそうです。こうした「もしも」に備えられるのが、保証の本当の価値です。とはいえ、壊れにくいレクサスのハイブリッドなら、実際に使う場面は少ないかもしれません。距離を気にせず乗り倒したい方にこそ、心強い一台と言えます。もうひとつ小ネタを。10万km前後のNXは、タイヤの空気圧警告灯が点きがちです。バルブ内のセンサーが電池式で、交換できない仕様のため。愛's Countryではコンピューターを繋いで警告灯をオフにできるので、余計なストレスなく乗り出せます。
社長の評価は17点。あなたにフィットする一台を
最後は、恒例の社長5段階評価です。デザイン・個性が4.5点、走り・乗り味が4.0点、装備・使い勝手が4.5点、維持のしやすさが4.0点。合計17点と、かなりの高得点でした。レクサスのラインナップで言えば、UXがCT、NXがIS、RXがGSのSUV版というイメージ。このNXを選ぶか、ひとつ上のRXにするかは、値段の高い安いというより「どちらが自分のライフスタイルにフィットするか」で選ぶのがいちばんです。
頑張れば手が届く価格で、憧れの一台に乗る。それを叶えるのが、愛'sオーダーメイドです。いま商談中のお客様も10台ほど。ハイブリッドが良い、四駆が良い、この装備がほしい——そんな希望を全部ぶつけていただければ、社長が一台を仕立てます。車選びで迷っている方は、ぜひホームページの「車選び相談」からお気軽にご相談ください。相場やグレードの違い、装備の要・不要まで、社長が一緒に整理します。あなたにちょうどいい一台を、二人三脚で見つけていきましょう。中古で「いい車」を選ぶという選択肢を、ぜひ前向きに楽しんでみてください。