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10年落ちに見えない。280万円のレクサスRX200Tを買ってみた
「レクサスのSUVが、10年落ちで280万円。」——そう聞いて、高いと思うか、安いと思うか。今回くに社長が選んだのは、平成28年式のレクサスRX200T バージョンL。中古車のプロが「自分で買っても、正直よかった」と唸る一台です。愛's Countryの「プロの目利き」は、社長が実際の商品車を一台ずつ本音で語るコーナー。年式や走行、豪華な装備から気になる維持費、そして忖度なしの5段階評価まで、包み隠さずご紹介します。これから中古のレクサスを狙う方には、きっと生きた判断材料になるはずです。
「10年落ちに見えない」280万円のレクサスRX

主役は、2016年(平成28年)10月登録のレクサスRX200T バージョンL。走行はおよそ8万8200kmで、ちょうど10年落ちにあたります。ところが、ぱっと見の印象はまるで現行車。社長も「これが10年落ち? まったく見えないよね」と驚くほどでした。オークションでの車両評価は4.5点と上々で、内外装のコンディションも良好です。そしてお値段は280万円。この一台はもともと店頭在庫ではなく、お客様のご要望に合わせて社長が競り落とした「お客さん出し」の車両です。だからこそ状態と装備のバランスがよく、余計なものがついていません。バックオーダーでこの個体を見つけたところ、さっそくお客様が現車を見に来て「めちゃくちゃ喜んでいた」そう。「変な物は絶対に仕入れてこない」という社長の目利きが、ここでも光ります。タイヤの山もしっかり残っていて、すぐに気持ちよく乗り出せる状態です。「レクサスのこの世代が、ようやくこの値段で狙えるようになってきた」——社長の言葉どおり、少し前なら350万円はしていたクラスが、ぐっと身近になった一台。同じ10年落ちでも、ステップワゴンあたりが普通にこのくらいの値段になることを思えば、レクサスでこの価格は十分に納得のいく水準です。
積むのは2.0Lターボ、238馬力の直4

このRX200Tが積むのは、2.0リッターの直4ターボ。最高出力は238馬力で、日常でもてあますことのない、ちょうどいいパワー感です。じつはこのエンジン、クラウンやハリアー(IS200t系)など、同世代の多くのモデルに載っていた「よくできた」ユニット。だからパーツも枯れていて、維持のうえでも安心感があります。RXの兄弟分をトヨタ車で探すなら、それはハリアー。「もともとハリアーはRX330だったからね」と、社長がルーツを教えてくれました。今回のRXは20系(通称・二丸)の前期型にあたり、以前紹介した10系より2〜3年ほど新しい世代です。デザインの押し出しも、装備の充実ぶりも、この20系から一気に垢抜けた印象。グレードはベース、バージョンL、Fスポーツの3本立てで、今回は快適装備を厚くしたバージョンLです。走りに振ったFスポーツはサスの味付けが変わる、というのも覚えておくと選びやすくなります。なお同じ20系には、V6・3.5リッターにモーターを組み合わせた450Hハイブリッドもラインナップ。こちらは動力性能で圧倒しますが、社長いわく「頭が重くて、四駆のぶんもある」。対してRX200TはFF(前輪駆動)で軽快感があるため、高速クルーズや山道が多いならハイブリッド、普段の街乗り中心ならこの200Tと、乗り方でしっかり選び分けられます。
革シートに3眼LED、装備はもう「高級車」

装備を並べていくと、これがもう高級車そのものです。上質な本革シートに、精悍な3眼フルLEDヘッドライト。ボタンひとつで開閉するパワーバックドア、360度を見渡せるパノラミックビューモニターまでついています。極めつけは後席で、リクライニングがまさかのパワーシート。社長も「これ、電動なんだ」と思わず声をあげていました。安全装備も充実で、レクサス・セーフティセンスにレーダークルーズコントロール、タイヤの空気圧センサーまで完備。ドライブレコーダーも装着済みです。サンルーフはついていませんが、「これだけそろっていれば、これ以上何がいる?」というのが社長の本音でした。新車の最新モデルほどステアリングの補正がうるさくなく、運転の邪魔をしてこない。この世代ならではの「ちょうどいい塩梅」も、大きな魅力だと語っていました。
隣のNXと並べて見えた「サイズ感」

この日は、弟分にあたるレクサスNXが偶然すぐ隣に。見比べると、違いがよくわかります。RXの全長は4,890mmで、NXよりひとまわり大きなボディ。とはいえ全高(頭の位置)はほぼ同じで、幅の差もわずかです。RXは「街乗りで使う限度がこのあたり」という、扱いやすい大きさに収まっています。ちなみに隣のNX200T バージョンLは平成29年式・走行9万9000kmで、革シートにサンルーフ付き。中古歴のある個体ながらきれいに仕上がり、こちらは200万円ほどでした。ネット掲載の前に、商談中だったお客様がそのまま購入されたそうです。「YouTubeからのご成約が、今月だけで6台」と社長も驚くほどの反響ぶり。RXとNX、どちらを選ぶかは使い方しだいですが、並べてみるとRXの堂々とした存在感がよく引き立ちます。さらに上のLXになると全長5m超と一気に大柄になるので、日常でもてあまさない一台として、RXはまさに絶妙なサイズ感なのです。
実際に走ってみたら「質感たっぷり」

実際に走り出すと、まず伝わってくるのが質感の高さです。「シートがすごく座りやすい」「乗り味がたっぷりしている」と、社長の第一声も好感触でした。同じエンジンのNXと乗り比べると、RXのほうがしっとりと落ち着いた重厚感。それもそのはず、車重はNXより350〜450kgほど重く、大人5人分に相当します。そのぶんキビキビ感はNXに譲りますが、高速でのどっしりした安定感はRXならでは。アクセルを踏み込めば、ターボらしいブーストの効いた音とともにしっかり加速し、「決して非力さは感じない」との評価でした。前日の夜に同じエンジンのNXを乗り回していた社長は、その記憶と比べても「向こうのほうがシャキシャキ動く感じはあるね」と正直な感想。軽さで選ぶならNX、余裕とゆとりで選ぶならRX、という住み分けがよく伝わってきます。スポーツSプラスモードに入れれば、背中を押されるような力強さも顔を出します。街乗り中心ならコンパクトなNX、高速移動や遠出が多いなら質感たっぷりのRX——同じ兄弟でも、キャラクターははっきり分かれます。
木目もエアコンも、細部まで「本物」

乗り込んでまず目を引くのが、ダッシュを彩る木目パネル。社長も「細かい木目にも偽物っぽさがなくて、ちゃんとしている」と感心しきりでした。エアコンは左右独立のオートタイプ。大きなナビ画面にヘッドアップディスプレイ、車線をとらえる運転支援まで、視界まわりの装備も抜かりありません。後席は膝まわりにゆとりがあり、シェードも備わって、長時間乗ってもストレスの少ない空間です。「後ろの席もしっかり使える」と社長が太鼓判を押すほど。運転席まわりには大型のスライド式収納やサングラスケースまで用意され、日常の使い勝手も細かく作り込まれています。今回のオーナーさんは、当初はCX-60やCX-5の新車も候補に入れて悩まれたそうですが、運転席に座った感触がしっくりこず、最終的に「いちばん所有感を満たしてくれる」と、このRXへ行き着いたといいます。実車の質感を体感すると、その選択に深くうなずけます。
維持費は意外と優秀、自動車税は3万9500円
高級SUVというと維持費が心配になりますが、じつはここが意外な狙い目です。排気量は2.0リッターなので、自動車税は年3万9500円。社長いわく「ボクシーとまったく同じ」水準です。車重も2トン未満に収まるため、重量税もミニバンと変わらない区分です。じつは自動車税も重量税も、税額が一段上がる一歩手前のラインにきれいに収まっていて、税金まわりは「おいしいところ」を賢く突いた一台なのです。部品代も飛び抜けて高いわけではなく、レクサスだからと過度に身構える必要はありません。唯一の弱点は、燃料がハイオク指定であること。とはいえ燃費そのものは同クラスと大きく変わらないため、思ったほどの負担にはならない、というのが社長の見立てです。「レクサスに乗りながら、維持のしやすさも欲しい」——そんな欲張りな願いに、しっかり応えてくれる一台といえます。
社長の5段階評価は「17点」。こんな人におすすめ
最後は恒例の5段階評価。デザイン・個性は4.5点、走り・乗り味は4点、装備は4.5点、維持費は4点。合計は20点満点で17点と、社長いわく「最高評価かもしれない」高得点でした。では、どんな人に向くのか。RXがしっくりくるのは、ファミリーはもちろん、「ただのファミリーカーには乗りたくない」という、上質さも譲れない方。遠出やロングドライブが多いご家庭にも、このゆとりあるサイズはぴったりです。一方、お一人やご夫婦、都内でコンパクトに使いたい方には、弟分のNXという選択肢も。もう少し予算を抑えたいなら、100万円台前半から狙える10系RXという手も。トヨタ車で似た方向性を探すなら、現行のハリアー(80系)ガソリンGグレードが300万円前後で、意外と価格帯が近づきます。それでも「質感やレクサスの所有感まで含めると、やっぱりこのRXが好き」というのが社長の結論でした。ご予算とお使い方に合わせて、ぴったりの一台をお選びいただけるのが愛's Countryの強みです。気になった方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。あなたにちょうどいいレクサスを、一緒にお探しします。