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実燃費リッター19km/L超え。令和5年式・90系ノアハイブリッドSZは「ミニバンの完成形」か
新車で買えば、およそ500万円。それが令和5年式で店頭に並び、しかも実燃費はリッター19km/L超え——。新年一発目の動画でくに社長が紹介してくれたのは、そんな一台、90系ノアハイブリッドの最上級グレード「SZ」でした。「新年一発目にふさわしいかどうかは分かりませんが」と笑いながらの登場でしたが、実際に見て、触って、走らせてみると、「これはミニバンの一つの完成形かもしれない」と思わせる作り込みだったのです。この記事では、車両の素性から装備、驚きの燃費、地味だけど効くシートアレンジ、そして走りの印象まで、動画の中身をまるっとご紹介します。中古のミニバン選びで迷っている方の、道しるべになれば嬉しいです。
まずはこの一台の素性から。令和5年式・買取のノアハイブリッドSZ

今回の主役は、令和5年式のノアハイブリッド「SZ」。ノアのグレードの中でも一番上に位置する最上級グレードです。じつはこのクルマ、社長が仲良くしているお客様からの買取車両。エスクワイアからの乗り換えで、新車の納車をずいぶん待たれていたそうです。冒頭では「これを100万円で買えるんですか?」という無茶ぶりも飛びましたが、答えはもちろん「なわけないだろ」。新車価格を思えば、それも納得のところです。
ボディカラーは白。エンジンをかけたときにメーターの中で見えた青い表示が、ハイブリッドであることを静かに主張します。走行距離は撮影時点で29,426kmと、令和5年式にしては程よく動いている一台。この日はちょうど60・70・80・90と歴代のノア系を見比べる流れにもなり、世代ごとの進化がよく分かる回になりました。まずはこのクルマがどんな素性なのか、外装から順番に見ていきましょう。
最上級SZは装備てんこ盛り。新車なら500万円コース

SZに与えられた装備は、まさに全部乗せに近い内容です。まず目を引くのがパノラミックビューモニターとアドバンスパーク。これはスマホを操作するだけで、クルマが自分でスーッと車庫入れしてくれるという装備です。動画ではお客様が撮影した実演映像も流れ、「すげー動いてる」「結構早いっすね」と、スタッフも思わず声を上げていました。狭い駐車場でピッと操作するだけで、あとはクルマにおまかせ。まさに現代のミニバンです。
装備はこれだけではありません。LEDヘッドライト、後席には14インチの大型ディスプレイ、フロントには10.5インチのディスプレイと、ちょいちょいオプションが積み重なっています。社長いわく「新車で買うと多分500万円近い車になる」とのこと。ノアも500万円する時代になったという一言が、今のクルマ事情を物語ります。前後に大画面がそろうので、長距離でも後席の子どもたちが退屈しにくいのは、ファミリーには嬉しいところ。さらに快適パッケージを付ければ、パワーバックドアやステアリングヒーター、2列目シートヒーター、ナノイーなども追加できるそうです。
一番の驚きは、実燃費リッター19km/L超え

このクルマで社長がいちばん驚いたのが燃費でした。買取で入庫してきたとき、メーターの中を見たらリッター19.何キロと表示されていたそう。「マジですか?このサイズで?」とスタッフも半信半疑。この大きさのボディで、エンジンはわずか1800cc。それでリッター19km/Lというのは、確かに驚きの数字です。撮影中に少し動かした状態でも、メーターは18.2km/Lを指していました。
比較として社長が挙げたのが、友人が乗り換えた90ノアのガソリン車です。こちらの平均燃費は10〜11km/Lほどだそうで、その差はおよそ8km/L。倍まではいきませんが、なかなかの開きです。車両価格の差が50〜60万円あることを踏まえても、距離を乗る方ならハイブリッドは十分アリ、というのが社長の結論でした。毎日たくさん走る方ほど、この差はじわじわ効いてきます。
ちなみに撮影中には、ドラレコが「衝撃を感知しました」と警告する一幕もありました。何事かと思えば、犯人は洗車機。少し汚れていたので洗車機に通したところ、ブラシの動きをドラレコが検知していた、というオチでした。こうした何気ないやり取りも、動画ならではの楽しさです。
SZ専用の17インチアルミと、ハーフレザー、そして専用シフト

最上級グレードは、足まわりや内装にも専用の演出があります。まず足元はSZ専用の17インチアルミホイール。標準グレードとは違う、上級感のあるデザインです。内装にはハーフレザーシートが奢られ、触れる部分の質感がぐっと引き上げられています。派手さより上質さ、という方向の仕立てです。
おもしろいのがシフトです。SZは専用のシフト形状で、普通のSGがガチャガチャっと動かす昔ながらのタイプなのに対し、SZはガソリンでもハイブリッドでも専用の形になるそう。エンジンスタートボタンの位置も「こんなところに?」という珍しい配置で、細部まで新鮮な発見がありました。ちなみに外装のメッキは、モデリスタなどを付けていない標準の吊るし状態。それでいてアルファード30系を思わせる押し出しがあるのは、さすが今どきのトヨタです。
地味だけど効く。90ノアで進化した「シートアレンジ」

社長が「90を初めてちゃんと見て、すごいなと思った」と語ったのがシートアレンジの進化です。これまでアルファード30系などでは、3列目シートを立てていると、2列目を後ろまでスライドできませんでした。ところが90ノアは、3列目がうまく畳まれて内側に収まる構造になり、3列目を出したままでも2列目が後ろまで下がるようになったのです。「地味に、というかかなり嬉しい」と社長も笑顔でした。2列目がキャプテンシートなのも、乗り込みやすさに効いています。
もう一つ感心したのが、バックドアの工夫です。開き止めのストッパーをパコッとはめておくと、ドアが途中で止まり、後ろの壁や車にぶつかりません。天井の低い駐車場でも安心です。外せば普通のゲート式に戻ります。なお、この車両にパワーバックドアは付いていないので、横のスイッチはありません。こういう細かい気配りこそ、トヨタが煮詰めてきた部分だと、社長も感心しきりでした。
3列目の畳みはワンタッチ。後席は14インチの大画面

3列目シートの畳み方も、驚くほど簡単になっていました。今はハマっているレバーを押すだけで、スッと畳めます。昔は紐を引っ張ってカチャンと畳む方式で、80系はもっと大変だったとのこと。90になってからずいぶん改良が進んだそうです。畳んだ状態では、ヘッドレストが横のスペースにきちんと収まる専用の造りまで用意されていました。
後席に乗り込むと、天井には14型の大型ディスプレイ。「でかいね」と思わず声が出るサイズで、上には後席用のエアコンも備わります。3列目を一番後ろまで下げれば、後席はかなり広く使えます。3列目を普段使わない方なら、畳んで広い荷室として使えるこの柔軟さは、かなり実用的です。ただし3列目が薄型化したぶん、クッションは30系アルベル比でやや薄めになる、という正直な指摘もありました。後席にオットマンは付いていませんが、ゆったり座れる空間そのものは十分に上質で、普段使いなら不満は感じないでしょう。
走ってわかる、90ノアの「ちょうどいいサイズ感」

実際に走らせてみると、まず感じるのが静かさです。「静かだね」「これは売れるんだろうな」と、社長も納得の様子でした。Aピラーの窓が大きく、見切りも視界も良好で、前方がすごく広く感じられます。開放感があって、運転していて気持ちのいいクルマです。
社長が特に評価したのがサイズ感でした。普段の買い物にちょうどよく、ファミリーみんなが広く乗れる。この絶妙なバランスこそ90ノアの魅力です。車幅が控えめで、運転のしやすさは数字以上。奥様が運転される場合や、ショッピングセンターの狭い駐車場に停めるようなシーンでは、取り回しの良さがしっかり効いてきます。「細かいところがすごく煮詰まっている」という言葉が、そのまま乗り味に出ている印象でした。
ナビ画面に映るパノラミックビューの映像には、思わず「もうマリオカートじゃないですか」と声が出るほど。真上から見下ろす視点でクルマの周囲がぐるりと分かるので、狭い場所でも安心です。白いボディだと画面上のクルマも白で表示され、色を変えることもできるのだとか。アドバンスパークで枠さえあれば自動で駐車してくれる一方、「ちょっと信用しきれない」と笑う場面もあり、最後は人の目で確かめる安心感も大事にしたいところ。声に反応するSOSボタンなど、いざというときの装備もしっかり備わります。便利さと安心のバランスが、ちょうどよく取れたクルマです。
30系ベルファイアと比べてどうか
社長が普段乗っているのは30系ベルファイアのハイブリッド。その視点からの比較も、リアルで参考になります。正直なところ、ボディ全体の質感や、荒れた路面を走ったときの室内への振動の伝わり方では、やはりアルファード・ベルファイアが一枚上手。「ミドルサイズという感じはどうしてもする」との評価でした。この差には、値段の違いもそのまま表れています。
相場で見ると、社長のベルファイア(30系)は中古で300万円弱ほど。対してこの90ノアSZは、市場で流通しているものだと400万円ほどだそうです。「社長ならベルファイアを選ぶかな」としつつも、車幅の狭さと運転のしやすさは、明確にノアの強み。ファミリーで奥様も運転するなら、こちらの取り回しの良さは大きな武器になります。どちらが上、というより、使い方で選ぶべき二台だと感じました。それでも、燃費や日々の扱いやすさという物差しで見れば、90ノアの完成度は相当に高い、というのが率直な感想です。
それでも90ノアが「完成形」だと思う理由
80系は半導体不足などもあって、約7年という長い期間販売されました。そのぶん90へのフルモデルチェンジには、トヨタがかなり気合を入れて作り込んだのが伝わってきます。ちなみに現行も90系で、その後マイナーチェンジで細かく手が入っているものの、基本は大きく変わっていないそうです。
動画の後半では、クルマの価格高騰の話にもなりました。「車の値段はこんなに上がっているのに、給料はそんなに上がっていない」と社長。100万円で買える中古車は、これから少しずつ減っていくかもしれないとも話します。だからこそ、ガソリン車や好みの一台を選べるうちに動くのも一つの手。無理に今すぐ買う必要はありませんが、選択肢が豊富な今のうちに情報を集めておくと、いざというとき後悔が少なくて済みます。
シートアレンジ、畳みやすさ、視界の良さ、そして最上級SZならではの装備と燃費——。一つひとつは地味でも、積み重なると「これは完成形かもしれない」と思わせる説得力があります。実燃費リッター19km/L超え、走行3万km弱、令和5年式の最上級グレード。新車では500万円級のミドルミニバンを、現実的な予算で狙えるのが中古の面白さです。動画の中では、社長の知人が中古で買ったミニ(ジョンクーパーワークス)の買取相談で盛り上がる一幕もありました。人気の一台は相場が高く、希望の買取額に届かないこともあるという、リアルな話。クルマは「1日乗れば中古車」。だからこそ、買うときも手放すときも、相場をよく知るお店に相談する価値があります。今回のノアは買取車両で在庫にはなりませんが、こうしたクルマ選びや買取のご相談は、いつでも愛's Countryで承っています。気になる一台があれば、ぜひ一度ご相談ください。あなたのご家族にちょうどいい一台を、一緒に見つけます。