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【110万円でベンツ!?】CLAシューティングブレイクは「見た目最強」の中古輸入車でした
「輸入車も見てみたい」——視聴者からのそんな声に応えて、くに社長が試しに1台仕入れてきました。平成27年(2015年式)のメルセデス・ベンツ CLA シューティングブレイク。走行8万6000キロ、修復歴なし、それでいて乗り出しはおよそ110万円です。チャンネル開設2周年の節目に選ばれたのは、「100万円ちょいには見えない」——まさに見た目最強の中古輸入車でした。試乗と車内チェックを通して、この一台の魅力と、輸入車ならではの注意点まで、包み隠さずご紹介します。
「輸入車が見たい」の声に応えて仕入れた一台

このチャンネルのテーマは「100万円でも我慢じゃない、コスパ最強の車選び」。今回は、コメント欄で多かった「輸入車をやってほしい」というリクエストがきっかけでした。選んだのは平成27年式のCLAシューティングブレイク。年式でいえば11年落ちですが、パッと見の古さはほとんど感じません。走行距離は8万6000キロ、修復歴なしの一台です。エンジンは1.6リッターの直4ターボ。そして肝心の乗り出し価格は、およそ110万円。「これが110万円?」と、思わず二度見してしまうスタートです。
「なんちゃってAMG」でも十分かっこいい外装

CLAは、コンパクトなAクラスをベースにした車です。シューティングブレイクは、いわばハッチバッククーペにワゴンの実用性を足したような、流れるルーフが美しいボディ。足元は19インチホイールですが、社長いわく「なんちゃってAMG」。これはAMGデザインのオプションホイールで、本物のAMGならホイール周辺にAMGの刻印が入りますが、この個体には入っていません。とはいえ見た目のインパクトは十分です。「100万円ちょいの車には見えない」——これは社長も撮影スタッフも一致した感想でした。低く構えたワイドなスタイルは、値段を知らずに見れば立派な高級車に映ります。
内装は「さすがベンツ」。操作系はちょっと独特

ドアを開けると、そこはやっぱりベンツの世界。内装はハーフレザーのコンビシートで、けっこう綺麗に保たれていました。エアコンの丸型吹き出し口は飛行機のタービンのようなデザインで、シルバーの加飾がメタルな質感を添えています。ベンツらしいのが操作系のレイアウト。ウインカーもワイパーも、そしてシフトレバーまで、すべてハンドルの左側に集約されています。慣れると車庫入れがラクで、ハンドルから手を離さずバックできるのだそう。ナビは純正ではなく、社外ナビにジョイスティック式のコントローラーを組み合わせた仕様でした。一方で後席は、正直広くはありません。座面が立ち気味で、リクライニングもほぼできなさそう。ベースがAクラスなので、「マツダCX-3くらいのイメージ」と考えると分かりやすいです。定員は5人。後ろに人を乗せてじっくり、というより、前席で運転を楽しむ車ですね。とはいえ、後席のシート形状やステッチのデザインは上質で、座り心地よりも「見て楽しむ」タイプ。エアコンの吹き出し口やスイッチ類のクロームの使い方も、いかにもベンツらしく上品にまとめられています。細かいところまで手を抜かない——この作り込みこそ、輸入車を選ぶ醍醐味だと感じました。
シューティングブレイクの本領、荷室と積載

この車の本領は、やはり後ろ姿と積載です。テールゲートはパワーバックドア。パワーシートは付いていませんが、ボタンひとつで開く荷室はうれしい装備です。2列目を畳めばフロアはぐっと広がり、「意外と広い」「長さがすごい」と声が出るほど。ハッチバックの見た目からは想像しにくい積載力です。ただし、跳ね上げた後席まわりの締まり方は少しチープで、「ガタン」と手で閉めたような感触でした。ここは価格相応の割り切りどころで、高級感を最後まで求めると少し気になるかもしれません。とはいえ、ふだんは2人+荷物、いざとなれば大きな荷物も飲み込む——この懐の深さは、通勤にも週末のレジャーにも頼れる一台であることの証しです。低い全高のおかげで立体駐車場にも入りやすく、街なかでの取り回しもしやすい。見た目のスタイリッシュさと日常の使いやすさを、うまく両立させた一台だと言えます。
走りは本物。1.6ターボの実力

走りに出ると、印象は一気に引き締まります。1.6リッターターボは街乗りで必要十分。そして何より、ハンドルの手応えや車体のしっかり感が「さすがベンツ」でした。剛性の高さは、同じ価格帯の国産コンパクトとは明らかに違うレベル。アウトバーンを走る国の車ですから、土台の作り込みが違うのです。国産のコンパクトカーだと、どうしても走りに少しチープさが残る場面がありますが、この車にはそれがありません。低く構えた着座位置と相まって、110万円台とは思えない上質な走行フィールを味わえます。所有する満足感は、数字以上だと感じました。
輸入車か、国産か。維持費というリアル
ここからが、いちばん大事な話です。110万円あれば、マツダCX-3のような国産コンパクトも十分狙えます。デザインで選ぶならCLAに軍配が上がりますが、輸入車には輸入車の現実があります。まず保証。国産中古なら3年保証も付けやすいのに対し、輸入車は基本的に長期保証が組みにくく、今回扱うプレミアの保証でも条件は1年でした。次に維持費。部品代はおおむね国産の1.5倍、工賃も1.5倍が目安です。ブレーキ一つとっても、パッドだけでなくローターやセンサーまで一式交換が前提になりがち。気楽に乗れるのは、やはり国産です。加えてベンツは値落ちが速く、「ナンバーが付いた時点で半分、3年後にまた半分」と言われるほど。中古で狙うなら右ハンドル、新車らしさを求めるなら左ハンドル、という選び方も覚えておくと役立ちます。それでも、所有する喜びやちょっとしたスパイスは、輸入車ならではの魅力です。ちなみに社長は、同じ輸入車でCLSのディーゼルも仕入れようか迷ったのだそう。2016年ぐらいで走行10万キロ弱、価格はおよそ160万円から。「その距離のベンツを買うか、それとも200万円出してもっと状態のいい一台を選ぶか」——ここは中古輸入車選びの永遠のテーマです。だからこそ、価格・保証・維持費を並べて冷静に見比べることが、後悔しない買い物への近道になります。
余談。噂のG63と、値上がりするゲレンデ
撮影の合間には、こんな景気のいい話も飛び出しました。近く入ってくるかもしれないというのが、令和5年式・走行1万5000キロのG63。マニュファクチュアプログラムのマットブラック仕様で、価格はなんと中古マンション級のおよそ2000万円。オプションだけで600万円ほど、マットブラックのオプションカラーに80万円を払ったうえ、さらにその上からラッピングまで施されているという、庶民には想像もつかない一台です。ベンツは値落ちが速いと言われますが、ゲレンデ(Gクラス)は逆に値上がり傾向。とくに2000年以前の旧インテリアや、希少な右ハンドル車は高値で取引されています。「古いものほど高い」という今の相場を象徴する存在ですね。こうした一台が入荷したら、ぜひレビューで取り上げたいところです。
それでも「見た目最強」だと言える理由
結論として、このCLAシューティングブレイクは「見た目最強」の一台です。ベンツの入門編と呼べる立ち位置ながら、細部の作りはきちんとベンツ。110万円台でスリーポインテッドスターを所有できて、しかも安っぽく見えない——この満足感は、数字以上の価値があります。維持費や保証の現実を理解したうえで、それでも輸入車の世界を味わってみたい。そんな方には、まさにうってつけの一台だと思います。愛’s Countryでは、こうした個性的な輸入車から堅実な国産まで、ご予算とお使い方に合わせて一台をご提案しています。気になる車があれば、ぜひお気軽にご相談ください。あなたにちょうどいい「見た目最強」を、一緒に見つけます。