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78万円のオシャレなアメ車SUV。ダッジ・ナイトロを社長が徹底レビュー
「78万円で、こんなに目立つ一台が手に入るの?」——白と黒のツートンに塗り分けられた、ちょっと珍しいアメ車SUV。今回くに社長がレビューするのは、ダッジ・ナイトロです。街で見かけることはまずない、知る人ぞ知る一台。下取りでたまたま入庫したこの車を、社長がプロの目線で隅々までチェックしていきます。年式や走行距離、装備の中身から、気になる走りの印象、そして最後は社長の5段階評価まで。これから中古車を探す方の参考になるよう、いいところも気になるところも包み隠さずお届けします。
白黒パトカー風。ダッジ・ナイトロという珍車

まず目を引くのが、この白と黒の塗り分けです。パッと見はアメリカのパトカーのよう。実はこれ、オールペン車なんです。もともとはシルバー1色だった車体を、前オーナーが黒と白に塗り替えたもの。ドアを開けると、内側はシルバーのまま残っています。つまり外から見える面だけを塗った「側だけオールペン」なので、社長いわく塗装のクオリティは正直そこまで高くないとのこと。
とはいえ、この個性的な色使いこそがナイトロの持ち味です。ボディのあちこちに配されたメッキパーツもキラリと効いていて、存在感は十分。マフラーは前のオーナーがオーダーで作らせた特注品だそうで、手を入れて可愛がられてきた一台であることが伝わってきます。ありきたりな車では物足りない、という方の心をくすぐる佇まいです。
平成20年式・6万3千マイル。素性はこんな一台

車両の素性を整理しましょう。年式は平成20年式(2008年式)。走行距離はメーターで約6万3千キロと、この年式のアメ車としては、しっかり抑えられた数字です。車検は令和9年の8月まで、たっぷり残った状態なので、乗り出してすぐに大きな出費がかさむ心配もありません。ダッジはアメリカのメーカーですが、この個体はディーラー車の右ハンドル仕様。日本でも扱いやすいのが嬉しいポイントです。
ナイトロは生産期間がわずか4〜5年ほどと短く、そもそも玉数が少ないモデル。だから中古車市場でもめったに出会えません。前オーナーはもともとBMW X1に乗っていて、この個性に惹かれてナイトロへ。今はオデッセイハイブリッドに乗り換えたそうですが、「またこういう車に乗りたい」と社長にオーダーを入れているのだとか。手放してもまた欲しくなる——そんな魅力を持った一台です。
前オーナーが選んだ、意外な乗り換え先
この車の前オーナーは、ウェイクボードやサーフィンが趣味のアウトドア派。ナイトロにいろいろな道具を積んでいたそうですが、荷物が増えると2列目まで侵食してしまい、奥さんから「あんたの趣味の車か」とクレームが出ていたのだとか。そこで、快適性と積載を両立できるオデッセイハイブリッドへ乗り換えたそうです。
面白いのが、乗り換えた本人の反応。V6サウンドのアメ車から静かなハイブリッドに乗り換え、「えっ、エンジンかかってるんですか?」と戸惑ったそう。燃料代はおよそ3分の1になり、荷物もたっぷり積めて大満足だといいます。それでも「またこういうアメ車に乗りたい」と言うあたり、ナイトロの個性は一度味わうと忘れられないのでしょう。合理性では選べない魅力が、この一台には確かにあります。
意外とコンパクト。ハリアーより小さいアメ車

「アメ車=大きい」というイメージがありますが、ナイトロは意外なほどコンパクトです。ボディサイズは全長およそ4.58m、全幅およそ1.86m。撮影時に隣へ並んだトヨタ・ハリアーの方が、全長はむしろ大きいくらいでした。社長も「ゲレンデよりちょっと大きいくらい」と表現していて、全長はコンパクトミニバンほどのサイズ感です。
大きめなのは横幅くらいで、日本の道でも取り回しに苦労する場面は少なそう。それでいて車内はしっかり広く取られているのが、アメ車らしい懐の深さです。視点が高く見晴らしもいいので、運転していて気持ちのいい一台。見た目のインパクトの割に、日常でも使いやすいバランスに仕上がっています。
室内の高さにもゆとりがあり、社長がシートを一番下まで下げて座ると、頭上には拳2個分ほどの余裕。長身の方でも窮屈さを感じにくいはずです。外寸はコンパクトなのに中は広く感じる——このあたりの空間の使い方は、いかにもアメ車らしいところ。ファミリーユースからアウトドアまで、幅広く応えてくれるパッケージングです。
V6 3.7リッターの重厚な走り

エンジンはV6の3.7リッター。かけてみると、迫力のある低い排気音が響きます。以前レビューしたデリカスペースギアを思わせる、腹に来るサウンドです。走り出しの第一印象を社長に聞くと、返ってきた言葉は「重い」。車重もタイヤも大きいぶん、走りはどっしり、ややもっさりとした感触だといいます。20インチの大径タイヤのせいか、路面の細かな振動も結構拾う印象です。
ただ、この重厚感こそアメ車の味わい。V6ならではの太いトルクは魅力で、ゆったり流すには気持ちのいいフィーリングです。駆動方式は4WDで、スイッチひとつで2駆と4駆を切り替え可能。切り替えるとメーターに「4駆」としっかり表示されます。タイヤは265/50R20と迫力たっぷりですが、経年でひび割れが出ていたので、そこは交換を見込んでおくと安心です。
視聴者からは「70系のプラドに似ている」というコメントも寄せられていたそう。たしかに、四角ばったフォルムと高い車高には、どこか無骨なSUVらしさが漂います。アメ車というと壊れやすいイメージを持たれがちですが、社長の経験上、この手のモデルは意外と頑丈とのこと。以前17万キロ走ったジープ・コンパスを買い取ったときも、しっかり走っていたそうです。ガンガン使えるタフさは、アウトドアの相棒として心強いポイントです。
内装はチープ、でも装備は意外と充実

正直に言うと、内装の質感は価格なりです。プラスチッキーで、一昔前のマツダ車を思わせるチープさがあります。視聴者からも「内装がちょっとチープ」というコメントが寄せられていたそう。シートもややしょぼめですが、使い込まれた割に室内は綺麗で、視点の高さは好印象でした。
一方で、装備は意外と揃っています。バックカメラやそこそこ良いナビを完備し、運転席にはパワーシートも。面白いのが、ダッシュボードにコンパス(方位磁石)が付いていること。いかにもアメ車らしい装備です。さらに、見た目からは意外なほど立派な、曲がる方向に連動して動くドアミラーを装備。大きくて見やすく、実用性は上々です。フロアマットにはダッジのマークが入っていて、こういう細部が所有欲をくすぐります。
内装のチープさについては、社長も一つエピソードを。以前ジープ・グランドチェロキーに乗っていた方から、「ドアノブが運転席・助手席・後席と、次々に割れていった」という話を聞いたことがあるそうです。この大らかさもまたアメリカン。とはいえ、水漏れやトラブルは国産の高級ミニバンでも起こり得るもの。アメ車だから特別に弱い、というわけではありません。ツボを押さえてメンテナンスすれば、長く付き合える一台です。
荷物も積める、アウトドアの相棒

ラゲッジまわりも見どころです。トランクのボードは倒すとテーブルのように使えそうな作り。トノカバーも付いていて、こちらもなかなか綺麗な状態でした。アメ車でガンガン使われてきた割に、荷室の程度は驚くほど良好で、丁寧に扱われてきたことがうかがえます。さらにルーフにはベースキャリアが装着済み。このままルーフボックスを載せれば、積載力はぐっと広がります。
前オーナーはウェイクボードやサーフィンが趣味のアウトドア派で、まさにこういう遊び道具を積むのにうってつけの一台でした。ちなみにサンルーフは非装備ですが、社長いわく「雨漏りの心配がないぶん、必要ない人にはむしろ好都合」とのこと。アメ車に限らず、サンルーフは経年で水漏れの原因になりがち。割り切って考えれば、無いことがプラスに働く装備でもあります。
気になる価格は、約78万円

そして気になる価格。この一台、なんと約78万円です。年式やこの個性を考えると「78万円には見えない」と社長も太鼓判を押していました。最近はSUVブームということもあり、こうした個性派SUVの価値は決して低くありません。
珍しさ、目立ち度、そして荷物も積める実用性。それがこの価格で手に入るなら、なかなか悪くない買い物です。もちろん維持費や燃費といった現実的な面はありますが、それを差し引いても「安い」と感じさせる一台でした。同じ予算で無難な国産車を選ぶか、この個性に賭けるか——迷わせてくれること自体が、この車の面白さかもしれません。
ちなみに社長によれば、アメ車は異性受けが良いという声もよく聞くのだとか。趣味の道具を積んで出かけたり、キャンプ場に横付けしたり。車が「趣味の一部」になる感覚は、実用一辺倒の車では味わえないもの。78万円という価格は、そんな遊び心への入場券だと考えれば、むしろ手が届きやすい設定と言えます。維持費まで含めて納得できるなら、コスパは十分に高い一台です。
社長の5段階評価は、合計12.5点
最後に、恒例の社長5段階評価です。今回は4つの項目を、星5つで採点してもらいました。まず「デザイン・個性」は4点。かっこいいかは好みが分かれるものの、個性は文句なし、値段の割に上出来という評価です。続く「走り・乗り味」は3点。もっさり感は残るが、重厚感とV6のトルクは魅力、と少し辛口の採点になりました。
「装備・使い勝手」は3.5点。荷物も積めてタフに使えるが、質感を考えるとここが妥当、という判断。そして「維持のしやすさ」は2点と辛め。3.7リッターという中途半端な排気量で税金の割増があり、燃費も良くないためです。合計は12.5点。維持面は割り切りが必要ですが、それを補って余りある個性が光る一台、というのが社長の総評でした。
遠方からも問い合わせ続々。だから安心して選べる
実はこのナイトロのように、珍しい下取り車が続けて入庫するのが愛's Countryの面白いところ。狙っているわけではないのに、ジープ・コンパスをはじめ、個性的な一台が次々とやってきます。「同じ車には乗りたくない」という方にとっては、宝探しのようなお店です。
最近はYouTube経由のお問い合わせもぐっと増え、今月だけでも3〜4名のご成約があるほど。しかも大阪や名古屋など遠方からわざわざ足を運んでくださるお客様も多いのだとか。「有名店で買えてよかった」という声もいただくそうで、社長本人は照れていましたが、口コミと実績が積み上がっている何よりの証拠。個人店だからこそ、顔の見える安心感を大切にしています。
こんな人にこそ、おすすめしたい
このダッジ・ナイトロがハマるのは、やはり「個性で車を選びたい人」です。周りと同じ車には乗りたくない、ファッションの一部として車を楽しみたい——そんな方にはたまらない一台。前オーナーのように、ウェイクボードやサーフィンといったアウトドアを愛する方にもぴったりです。ベースキャリア付きで道具もたっぷり積め、白黒のツートンは駐車場でひときわ目を引きます。
維持のしやすさを最優先する方には向きませんが、「ビビッときた」なら、それが答え。理屈で選ぶ車も良いですが、ひと目惚れで選んだ一台には、それだけで毎日が少し楽しくなる力があります。こういう車との出会いこそ、中古車探しの醍醐味です。愛's Countryでは、こうした珍しい下取り車も含めて、あなたの「好き」にちょうどいい一台をご提案しています。このナイトロも在庫がある間はご覧いただけますので、気になった方はぜひ一度ご相談ください。社長と一緒に、あなただけの相棒を見つけましょう。