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30系後期ヴェルファイア ハイブリッドXを社用車に。中古車のプロ「くに社長」の本音レビュー

愛's MAGAZINE編集部

愛車レビューは数あれど、社長が「自分の社用車」を本音で語る回はなかなかありません。今回の主役は、くに社長が実際に毎日の足として使っている一台——トヨタ・ヴェルファイア(30系後期)のハイブリッドXグレードです。年式は平成30年(2018年式)、走行はおよそ9万キロ。中古車のプロが「自分で選ぶ」となると、どこを見て、何を優先するのか。装備の中身から正直な失敗談、そして渋滞で一番効いた機能まで、包み隠さずご紹介します。これから大型ミニバンを検討される方には、きっと生きた判断材料になるはずです。今回は本人が「プロのメッキ回」と笑う、ちょっとした番外編。社長の12年分の経験と豆知識が、ぎゅっと詰まった一台紹介です。

中古車のプロが社用車に選んだ「30後期ヴェルファイア」

社長と黒いヴェルファイア30系後期の斜め前
くに社長の社用車、30系後期ヴェルファイア(江戸川ナンバー)。エスティマからの乗り換えで、再び30後期へ戻ってきた。

まずはこの車の素性から。年式は平成30年、西暦でいう2018年式です。今回の主役はガソリンではなくハイブリッド。以前アップした同じ30後期ヴェルファイアはガソリン仕様だったので、あわせてご覧いただくと乗り比べの参考になります。走行距離はおよそ9万キロ、グレードは「X」。ヴェルファイアの中では一番ベーシックなグレードにあたります。

社長はもともと石川県にいた頃、30系ヴェルファイアに乗っていました。その後エスティマへ乗り換えたものの、正直すぐに物足りなくなり、また30後期へ出戻り。「自分の条件が全部はまっていた」と振り返ります。プロが仕事で数え切れないほど扱ってきた定番だからこそ、長所も短所も知り尽くした上での再選択、というわけです。ちなみに同じ内容を普通に買えば200万円台後半あたりが目安とのことでした。

「ハイブリッドXグレード」しか条件が合わなかった理由

運転席まわりと大型センターコンソール
ハイブリッドならではの大型センターコンソール。肘を置いてゆったり構えられるのが、社長のゆずれない条件のひとつ。

社長が今回ゆずれなかった条件は、じつは3つ。真ん中に大型コンソールがあること、2列目がベンチシートであること、そして8人乗りであることです。この3つを同時に満たそうとすると、選択肢は自然としぼられます。

答えは「ハイブリッドのXグレード」。というのも、真ん中にどっしりした大型コンソールが最初から付くのはハイブリッドならでは。運転中も肘を置いてゆったり構えられて、社長いわく「これがあるとないとで全然違う」。2列目をベンチにして8人乗りにすると、エグゼクティブシートの豪華さはあきらめることになりますが、荷物をたっぷり積めて使い勝手は段違い。「7人乗りが人気なのは分かるけれど、自分はこっちが正解だった」と迷いはありません。装備の格ではなく、毎日の使い方から逆算して選ぶ——プロらしい割り切りです。

17インチアルミへの「変なこだわり」と買い替えの経緯

社長が車の足まわりを指し示す様子
「この17インチの純正アルミは意外と少ない」。ノーマルグレードに上位アルミという、社長のこだわりポイント。

じつは社長、少し前に30後期のアルファードも買っていました。最初はそれをベースに乗るつもりだったそうですが、最後まで引っかかったのがアルミホイール。「ノーマルグレードに、エアロ付きグレードの18インチを履かせるのがどうも嫌」という、本人いわく「変なこだわり」です。

この17インチの純正アルミ、じつは流通が少なく、買い足すと4本で10万円ほどかかることも。前のアルファードはこのアルミを付けて、さらにナビを入れ替えて……と考えると、けっこうな出費になります。ところが今回のヴェルファイアは、最初からその17インチアルミが装着済み。しかもアルパインの大型ナビ(新品なら30万円クラス)まで付いていました。おまけに4WDなので雪道も安心。「条件が全部かなって、金額も安かった。だから今回はちゃんと希望を通した」と、めずらしく満足げでした。

しかもこの個体、たまたま中古車情報に出てきたところを見つけたもの。欲しかったポイントがすべて入っていて、金額も抑えめ。上位のGやVグレードなら革シートも狙えますが、それだと7人乗りに限られてしまう。だからこそ、8人乗りで条件のそろったこの一台は貴重でした。「タイミングと縁がかみ合った買い物。これはしばらく、ちゃんと乗ろうと思う」という言葉に、満足度がにじんでいます。

最初から付いていた装備が、とにかく手厚い

装着済みのアルパイン大型ナビを操作する様子
最初から付いていたアルパインの大型ナビ(ビッグエックス)。中古で買い足しても6〜8万円ほどする一品。

この車の魅力は、費用のかかる装備が最初からそろっていること。中心はやはりアルパインの大型ナビです。パネルごとキットになった、いわゆる「ビッグエックス」。社長が2008年ごろにこの手のナビが出はじめた頃から見てきたシリーズで、中古で買い足すと6〜8万円ほどする一品です。

さらにフリップダウンモニター、そしてサンルーフまで標準で装着済み。サンルーフは30系までなら前後どちらも付いていて、前側は手動でパコッとチルドできるタイプ。「今の40系は開かない縦長が2枚だけ。だから開くこっちのサンルーフのほうが断然好き」とのこと。加えて一番安いXグレードでもオートエアコンはしっかり完備。細かいところに、Lサイズミニバンならではの高級感が散りばめられています。あとから足そうとするとお金がかさむ装備が最初から乗っている——ここが中古で狙う旨味です。

細かな使い勝手も、さすがはLサイズ。両側スライドドアは助手席側からもオートで開閉でき、運転席からしか操作できない車とはひと味違います。センターの大型コンソールは肘置きだけでなく、小物入れとしても優秀。ランクルのような冷蔵庫……とまではいきませんが、日常使いには十分な収納量です。地味に感心したのが助手席まわりのカップホルダー。専用設計でエアコンの風がちょうど飲み物に当たり、缶コーヒーなどが自然と冷えるという気配りぶり。乗り降りのアシストグリップも前後にしっかり備わっていて、毎日使う人の目線で作り込まれているのが伝わってきます。

社長が手を入れたカスタムと、正直な失敗談

社外品のウッド木目ステアリングと車内
社外品に交換したウッド木目のステアリング。「黒木目にすればよかった」と苦笑いの失敗談も飛び出した。

プロといえど、カスタムは手探り。まずステアリングは、もとがボロボロだったので社外品に交換。ウッドと黒木目で迷った末に木目を選んだのですが……装着してみたら車体の色味と少しちぐはぐ。「正直、黒木目にしておけばよかった」と苦笑いの一幕もありました。失敗も包み隠さず話してくれるのが、この本音レビューの持ち味です。

シートはベージュ系で汚れが目立っていたため、シートカバーを装着。ただ純正品ではないぶん、素材の作り込みは甘く「少しブレる感じはある」と正直な評価。ヘッドライト周りは暖色系のLEDにご自身で交換しています。上位のGやVグレードなら革シートにシートヒーターやベンチレーションまで付きますが、それだと7人乗りしか選べない。だから8人乗りにこだわった社長は、必要な部分だけ自分で手を入れる道を選びました。

社用車ですから、内装は「自分だけが乗る前提」。どうせ一日も使えば多少は乱れるもの、だから完璧を求めすぎない——そんな肩の力の抜けた付き合い方も、長く乗るコツなのかもしれません。必要なところにだけ手を入れて、あとは気楽に使い倒す。プロならではの、車との現実的な距離感がにじむ話でした。中古車は新車と違い、前オーナーの使い方や手の入り具合で状態がまちまち。だからこそ、どこを直してどこを活かすかの見極めが、満足度を大きく左右します。

走りと燃費、そして渋滞で一番効く「あの機能」

走行中、ハンドルから手を離した運転席まわり
前が止まればクルマも勝手に止まる渋滞追従。社長が「これを買った一番の理由」と言い切る機能。

走りはハイブリッドらしく、とても穏やか。トロトロ流していればEVモードで基本エンジンはかからず、街乗りでも静か。それでいて踏めばそこそこパワーも出ます。燃費は現状でリッター10キロ前後、平均だと9.7キロ。高速に乗れば12キロほど伸びるそうで、大型ミニバンとしては正直な数字です。

そして社長が「これを買った一番の理由」と言い切るのが、渋滞追従の運転支援。ブレーキを踏んでいなくても、前が止まればクルマが勝手に止まってくれます。「首都高の渋滞をマニュアルで走ってくると足が本当に大変。これがあるだけで全然ラク」。以前レビューしたエスティマでは電子パーキング非装備でこの機能が使えず、だいぶ落ち込んだのだとか。毎日長い距離を運転する人ほど、この安心感は効いてきます

荷室の下にはスペアタイヤも収まっています。じつは30系のアルファード・ヴェルファイアはスペアタイヤがオプション扱いで、付いていない個体も少なくありません。この車は床下にしっかり装備されており、長距離を走る社用車には心強い備えです。座り心地でいうと、社長いわく「サンマル系は3列目が一番いい」。前席で数え切れないほど乗ってきた人だからこそ出てくる、実感のこもった評価です。大柄なボディを感じさせない落ち着いた乗り味と、渋滞ではモーターが主役になる省エネぶり。毎日の往復で疲れにくいことが、社用車には何より効いてきます。

Lサイズミニバンという答え。相場とおすすめの人

大型ミニバンは、運転のしづらさが多少あるのは事実。それでも社長は「それに変えられる性能と広さが、確実にある」と言います。実際、お店でもMサイズを見に来たお客様が、見比べるうちに「同じ値段ならラージサイズがいいよね」と心変わりするケースは少なくないそうです。3列目まで本気でゆとりがほしいご家庭には、やはりLサイズが一枚上手です。車内のゆとりは、乗る人みんなの快適さと、長く乗り続けたときの満足感に直結します。

相場でいえば、同じ内容を普通に仕上げると200万円台後半あたり。今回はアルミもナビも最初から付いた個体を安く見つけられたのが大きな勝因でした。中古車探しは、こうした「装備込みでお得な一台にどう出会うか」が肝心です。ヴェルファイアに限らず、ご予算とゆずれない条件を教えていただければ、社長が一台一台ていねいに見繕います。とくにおすすめしたいのは、毎日そこそこの距離を走る方、そして荷物を気兼ねなく積みたいご家庭やお仕事ユースの方。8人乗りのベンチシートなら、大人数の送迎から大きな荷物まで、一台で何役もこなせます。最近はYouTubeをご覧になってお問い合わせやご来店くださる方が本当に増えているそう。電話もLINEも、社長本人がこのテンションのまま出ますので、気になった方はどうぞお気軽にご相談ください。あなたにちょうどいい一台を、一緒に見つけます。

気になる車のこと、まずはお気軽にご相談ください。

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