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「いつかはクラウン」を渋いGで。220系ハイブリッド後期、総額415万円の中身
「いつかはクラウン」——長く憧れの言葉として語られてきた一台を、今回はぐっと現実的な形でご紹介します。愛'sオーダーメイドは、お客様のご予算や使い方をじっくり伺い、社長が一台まるごと仕立てていくコーナーです。今回のご依頼主は40代のお客様。これまではフリードや社用車が中心で、高級車には一度も乗ったことがないという方でした。その記念すべき初めての一台に選んだのが、220系クラウンのハイブリッドGです。派手なRSではなく、あえて渋い標準グレード。年式や走行距離、装備、そして総額415万円の中身まで、忖度なしで包み隠さずお伝えします。情報があふれる今の時代、何を選べばいいか迷う方も少なくありません。そんな方の道しるべになればうれしいです。
あえて「RSではない」渋いGを選んだ理由

主役はトヨタ・クラウン220系の後期型、2.5リッターのハイブリッドです。グレードはスポーティな「RS」ではなく、標準系の「G」。今どきのクラウンはクロスオーバーやセダンなど多彩に枝分かれしましたが、社長いわく「220系までがクラウンらしいクラウン」。いわば最後の、セダンらしいクラウンです。
あえてRSを外して標準のGを選んだのが、この一台の肝でした。押し出しの強さより落ち着きを取った選択が、かえって渋くまとまって見えます。車格でいえばレクサスESと同じくらい。日産車ならスカイラインやフーガのジャンル、と言えば距離感が伝わるでしょうか。ギラギラしすぎない上質さが、大人の一台にちょうどいいのです。最近は「いつでもクラウン」という声もありますが、この220系までは、やはりセダンとしての別格の存在感があります。
令和3年・5.8万km。総額415万円の中身

年式は令和3年(2021年式)。走行距離はおよそ5万8000kmで、5年落ちとしては十分に低走行です。駆動方式は素直なFR。システム出力は226馬力で、燃費は車両表示で14.1km/Lと、この車格のハイブリッドらしい数字が出ています。ちなみに社長のランクルは同じ表示方式で6.5km/L。「2.5倍走りやすい」と、思わず笑いが出るほどの差でした。5年落ちでこの距離なら、これからの付き合いも安心して考えられます。
支払総額はおよそ415万円。これはウインドウフィルムとテレビキットの施工まで含んだ金額です。納車前にはゴエさんの手で外装をピカピカに磨き上げ、フィルムも施工済み。テレビキットは納車時に取り付ける段取りでした。なお今回、保証はお客様ご本人のご希望で付けていません。「必要ない」というご判断でしたが、ご希望に応じて保証の付帯は可能です。うちとしては珍しく新しめ、400万円超えの一台になりました。
サンルーフに本革シート。「最後のクラウン」らしい装備

この個体の見どころは、なんといっても装備の厚みです。まずはサンルーフ。最近はパノラミックルーフが主流で、昔ながらの普通のサンルーフはめっきり減りました。「今どきこれが付いているのがいい」と社長。開放感はもちろん、どこか懐かしい特別感があります。
足元にはメーカーオプションの18インチアルミ、シートは本革。しかもシートヒーターとベンチレーションがオートで働き、暑ければ涼しく、寒ければ温かく、勝手に調整してくれます。中央のメーター表示は同年式のランクルと同じ方式で、トヨタらしい共通点も見えてきました。ヘッドアップディスプレイも備わりますが、こちらは表示が薄めで「姿勢を正さないと見えない」とのこと。そこはご愛敬です。社長が若い頃には「サンルーフはエアロだ」という言葉もあったそう。重くても開けたくなる、それが長く愛される理由なのでしょう。
後席とトランク、セダンならではの使い勝手

後席にもUSBタイプAとエアコンの吹き出し口を用意。助手席の背面から後席まわりを操作できる、いわゆる運転手仕様のような気配りも、セダンらしいところです。頭上は思ったより余裕があり、外観がスポーティな分だけ室内はやや絞られる印象もありますが、質感の高さは十分でした。長距離でも後席の方が快適に過ごせるのは、セダンならではの美点です。
トランクはパワー開閉こそ非対応ですが、イージークローザーは装備。ハイブリッドゆえ床はやや高めで、そのぶん奥行きはしっかり確保されています。「ゴルフバッグを積むなら奥行きが命」という話どおり、縦にも横にも積めそうな広さ。リアシートは倒れないタイプですが、日常の積載で困る場面は少なそうです。
セダンらしい、しっとりした走り

実際に走らせて最初に伝わるのが、安定感です。社長も走り出してすぐ「めちゃくちゃいい」と一言。乗り心地は柔らかすぎず、腰のある足まわりが路面を上手にいなしていきます。同じ2.5ハイブリッドを積むレクサスISと比べると、ISはよりスポーティ、こちらはよりしっとりという乗り味の違いが感じられました。
車重はおよそ1750kgですが、226馬力のシステム出力に不足はありません。安全装備は電動パーキングブレーキに、渋滞追従機能付きのレーダークルーズ、そしてプリクラッシュまで完備。「安全装備はもう年式がすべて」という社長の言葉どおり、たった5年の新しさが、走りと安心感にしっかり効いています。
じつはこのクラウン、YouTube用の展示車ではなく、社長のご紹介で成約した実際のお客様の一台です。40代のご依頼主は、これまで乗ってきたコンパクトや社用車から、いよいよ初めての高級車へ。「こんなにピカピカで届いたら、きっと嬉しいはず」と、社長も納車を心待ちにしていました。買った方のリアルな実例だからこそ、これから車を探す方の参考になるはずです。
首振りエアコンという、クラウンの粋
個人的にいちばん盛り上がったのが、この首振りエアコンです。昔のクラウンやマークIIでおなじみの、吹き出し口の羽根が左右へゆっくり動くあの機構。ハザードボタンのそばのスイッチを入れると、ウィーンと羽根が首を振り始めました。「おー、来た来た」と、撮影現場も思わず沸いた瞬間です。
複雑な機構ゆえ、現行クラウンではすでに廃止されているそう。220系まで残る、いわば最後の粋です。「やっぱりクラウンといえばこれ」——細かな装備にこそ、その車の性格や歴史がにじみます。しょっちゅう動かすと壊れやすいので、そこは控えめに楽しむのがコツだそうです。押しづらい奥まった場所にスイッチがあるのも、大切に使ってほしいという配慮なのかもしれません。
こんな方におすすめ/社長の5段階評価
社長がおすすめするのは、子育てが一段落した世代や、燃費も気にしつつ一度は高級車に乗ってみたいという方です。まさに今回のお客様のような、初めての一台にぴったり。憧れに、無理なく応えてくれる懐の深さがあります。
気になる5段階評価は、デザイン・個性が4.5点、走り・乗り味が4.5点、装備・使い勝手が4点、維持のしやすさが4点。合計17点という高評価でした。以前乗った210系アスリートと比べても「こちらのほうが全然進化している」との評。14km/L台という現実的な維持費も、評価をしっかり後押ししています。動画が伸びる車と売れる車は別、ともよく言いますが、これは間違いなく「買い」と胸を張れる一台です。
それでも「いつかはクラウン」を、今かなえる
「いつかはクラウン」が長く憧れとして語られてきたのは、それだけこの車に格があるからです。今回のように低走行の220系を選び、磨きやフィルムまで仕立てて総額415万円。無理のない年式と距離で、その憧れを現実にできます。初めての高級車として、また頑張ってきた自分へのご褒美として、渋いGグレードは「ちょうどいい上質」を届けてくれます。
「同じような条件のクラウンを探してほしい」——そんなご相談も、公式サイトやLINEからお気軽にどうぞ。使い方やご予算を伺いながら、あなたにとっての一台を一緒にお探しします。まずはお気軽にご相談ください。